「コウモリ駆除スプレーって、実際のところ効果あるの?」
「どんなスプレーがおすすめ?」
「いつの時間帯に駆除スプレーを使うのがいいの?」
はじめまして。害獣駆除博士です。
コウモリ駆除にはスプレーが効果的といいますが、本当に逃げ出していくのでしょうか?
私の家のベランダにもコウモリが住み着いていて追い払いたいのですが、スプレーが効くか分からなくて…
一般の方が自分でコウモリ駆除をするのは怖いですし、不安になりますよね。
ですがご安心ください!
今回は、コウモリ駆除スプレーに効果があるのかどうかや効果的な使い方などを分かりやすく解説していきます!
おすすめのスプレーや使う際の注意点などもお伝えするので、最後まで読んで安全なコウモリ対策をしていきましょう。
コウモリ駆除スプレーは効果あるの?
コウモリは夜行性であるため、目が発達していません。
その代わり人間の数十倍もの聴覚と嗅覚を持っています。
特に聴覚はコウモリ自身が放つ超音波を聞き分けるだけでなく、自身の超音波による耳の被害も最小限にするよう進化した気管です。
そしてコウモリ駆除スプレーは、コウモリの聴覚や嗅覚といった身体的な特徴を逆手にとった対策グッズになります。
コウモリ駆除スプレーでコウモリを撃退することが、一番コストもかからず手軽に自分で対策できる方法でしょう。
コウモリ撃退スプレーは、コウモリの嫌いなハッカ油の臭いを吹き付けて追い出す忌避剤です。
コウモリの嗅覚を刺激しますが、殺傷能力は全くありません。
コウモリ撃退スプレーのメリットは、コウモリを傷つけることなく使える点と即効性がある点です。
デメリットは効果が数時間しかもたないということでしょう。
コウモリ被害に気づいてすぐに撃退したいと思ったときには、コウモリ撃退スプレーを試してみることをおすすめします。
【ホームセンターでも購入可能】おすすめのコウモリ駆除スプレーは「イカリ消毒のスーパーコウモリジェット」
- 強力なハッカ臭で屋根裏などに隠れているコウモリを追い出せる
- 効率的な水平噴射で6mも薬剤を飛ばせる強力ノズル搭載
- 安心安全な天然香料使用
- 3〜6時間効果が持続すること(生息環境や使用環境により多少の誤差あり)
- 税込価格1本 420ml 1,078円という安さ
自分でコウモリ対策をする際には、「イカリ消毒のスーパーコウモリジェット」がおすすめです。
ホームセンターやネット通販で購入できます。
コウモリ駆除スプレーの効果的な使い方
ただ闇雲にコウモリ駆除スプレーを使っても効果は薄いでしょう。
どのようにしてコウモリ駆除スプレーを使用したら効果的に安全にコウモリを追い出すことができるのか、ご説明していきます。
マスクと手袋を着用、汚れても良い衣服で作業する
コウモリ駆除スプレーを使用する際は、ハッカの臭いへの対策やコウモリのフンを吸い込まないようにすることが重要です。
ハッカの臭いは強烈なので、マスクや手袋だけでなく、汚れたり臭いがついたりしても良いような服で作業するようにしてください。
ハッカの臭いだけでなく、自分が気づかないうちにコウモリのフンを吸ってしまうという事故を防ぐこともできます。
コウモリの住処を特定する
住宅街にいるコウモリの住処の候補としては、屋根瓦の下や換気口の中、屋根の裏、軒下、外壁の隙間、戸袋、シャッターの隙間といったところが挙げられます。
特にアブラコウモリは体長5cmほどなので、1〜2cmほどの隙間を見つけたら簡単に入ってきて営巣してしまうでしょう。
上記の住処候補を中心にしっかり確認してくださいね。
コウモリの住処に駆除スプレーを3秒ほど噴射する
コウモリ駆除スプレーを使用する際には、まず風向きを考えましょう。
風上から風下に向かってスプレーを噴射すると、効果が一番発揮できます。
噴射の際には1回につき3秒ほど噴射するようにしましょう。
注意事項としては、スプレー缶の向きです。
スプレー缶を真横(水平)や逆さにして噴射すると、薬剤ではなく中のガスだけが噴射されてしまいます。
ガスだけ先に噴射されてしまいますと、最後まで薬剤を噴射することができなくなりますので気をつけてください。
コウモリスプレーはいつ使うべき?適した時間帯は日没前後
コウモリ駆除スプレーを使用するのは日没前後が最適です。
コウモリは進化の過程で、餌の虫を他の鳥類などと争わずに済むように夜行性に進化しました。
昼間は活動的ではありません。
ですので、コウモリを駆除するのに一番良い時間帯は、コウモリたちが活動し始める日没前後です。
まだ人間の目が夜に慣れていない時間帯に高所での作業となることもありますので、安全にはくれぐれも気をつけるようにしましょう。
コウモリ駆除スプレーを使う注意点
実はコウモリ駆除スプレーをただ闇雲に使用しても良いコウモリ対策とは言えません。
注意事項が数点あります。
注意事項を守りながらコウモリ対策スプレーを使用していくことで、より高いコウモリ駆除効果があるでしょう。
コウモリ駆除スプレー使用時の注意点について、まとめていきます。
効果は数時間だけと一時的
コウモリ対策スプレーの効果時間は3〜6時間と限定的です。
効果が切れてしまうとコウモリたちが戻ってきてしまいます。
以下にご紹介する注意点も踏まえてさらにコウモリ対策をしていくことで、効果をより長く持続させることができるでしょう。
追い出した後は金網やネットなどで侵入経路を塞ぐ
コウモリ駆除スプレーでコウモリを追い出した後は、金網やネットなどを使って侵入経路を塞いでください。
1cm〜2cmの隙間があれば簡単にコウモリたちは侵入してしまいます。
隙間なく金網やネットで侵入口を覆うと良いでしょう。
侵入経路別にコウモリの侵入を防ぐ対策はこちらの記事で解説しているので、より詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
住処周辺のフンの掃除・消毒も欠かさずに
コウモリ駆除スプレーでコウモリを追い出して終わりではありません。
コウモリのフンを清掃しておくことも忘れないようにしましょう。
清掃だけでなく消毒をきちんとすることも大事です。
フンには病原菌が付着している可能性もあります。
完全防備の上、清掃・消毒していくようにしてください。
コウモリの糞を自分で掃除・消毒する方法はこちらの記事で紹介しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
屋根裏など広い空間への効果は薄い
コウモリ駆除スプレーは戸袋や外壁、シャッターの隙間、通気口といった狭い空間に薬剤を効果的に飛散させることが得意なアイテムです。
ですので、屋根裏や天井裏のような広い空間に対して使っても効果を十分発揮させることはできません。
広い空間にはバルサンやハッカ油が含まれるネズミ用の燻煙材がおすすめです。
燻煙タイプのコウモリ駆除アイテムは、煙状の薬剤でコウモリたちを追い払う効果が期待できます。
コウモリが住み着いている場所の広さによって適切な対策を取るようにしましょう。
ゴキジェットやキンチョールなどの殺虫剤スプレーは効果なし
殺虫スプレーはコウモリにとってびっくりさせるくらいの効果しかありません。
コウモリたちが落ち着けば、すぐ戻ってきてしまうでしょう。
コウモリ駆除に殺虫剤を使うことについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、より深く知りたい方はぜひご覧ください。
長期間コウモリを寄せ付けないためにはジェルタイプの忌避剤が有効
ジェルタイプの忌避剤は、コウモリの嫌がる臭いを固めたものになります。
スプレータイプの忌避剤よりも効果が長く持続するのが特徴。
ジェルタイプの忌避剤は臭いが切れたら交換が必要ですが、1ヶ月程度は効果が続きます。
ジェルタイプのコウモリ用忌避剤のオススメ商品や効果的な使い方などはこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
スプレーでコウモリが逃げない・効かない場合は、駆除業者に依頼しましょう
コウモリ駆除スプレーを使っても、コウモリたちが臭いに慣れてしまっていたり妊娠したりしている時には逃げていかないことがあります。
このような状況には、素人対策ではコウモリたちを駆除することが非常に難しいです。
ですので、プロの駆除業者に依頼しなければならないケースになります。
またコウモリを2度と寄せつけないためには3段階の対策を講じなければなりません。
「コウモリの追い出し」「フンの清掃・消毒」「侵入経路対策」をすべて完璧しなければ、またコウモリたちは侵入してきてしまうでしょう。
3段階すべて完璧な対策を施すためには、プロに駆除を依頼することが確実です。
プロに駆除を依頼することでコウモリのフン害による感染症のリスクもゼロにすることができます。
自分一人で完璧に安全にコウモリ駆除を行うことは非常に難しいです。
プロの駆除業者に依頼する方が、効率的かつ安全にコウモリ対策をすることができます。
コウモリ駆除業者の多くはコウモリ駆除の無料見積もりをしてくれるでしょう。
見積もりを出してもらってから依頼をするかどうか検討もすることもできますので、安心して問い合わせてみてください。
口コミや評判のいいおすすめのコウモリ駆除業者はこちらの記事でランキング形式で紹介しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。