【危険】害獣駆除には資格や免許が必要!罰則を避ける注意点を解説!
悩んでいるおじさん

畑が害獣に荒らされてしまったから、自分で捕獲しようかな…

害獣駆除博士害獣駆除博士

ちょっと待ってください!

資格や免許のない人が害獣の駆除や罠で捕獲すると、鳥獣保護法で罰せられてしまいます。

悩んでいるおじさん

えっ!?そうなんですか…

害獣駆除博士害獣駆除博士

今回は害獣駆除に関する資格や法律について分かりやすく解説するので、どのように駆除すればいいか参考になれば嬉しいです。

資格や免許無しに害獣駆除や罠を設置した場合の罰則

資格や免許無しに害獣駆除や罠を設置した場合の罰則

お庭や畑を荒らしたり屋根裏に住み着いたりする害獣は、人間に被害を与えるので自分で捕獲や駆除をしてもいいと思うかもしれません。

しかし、このような害獣などの野生動物は環境や生態系保護の観点から「鳥獣保護法」という法律で守られています。

資格や免許無しに害獣駆除や罠の設置を行った場合は、鳥獣保護法違反として罰則を受けてしまいます。

罰則内容は、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金です。

第八十三条 次の各号のいずれかに該当する者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
一 第八条の規定(鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等をしてはならない)に違反して狩猟鳥獣以外の鳥獣の捕獲等又は鳥類の卵の採取等をした者(許可不要者を除く。)

また許可を受けて捕獲したとしても、捕獲した際に「捕獲許可証」を持っていない場合は、30万円以下の罰金が科されます。

害獣駆除博士害獣駆除博士

楽天やAmazonには害獣捕獲用の罠が販売されていますが、資格や免許無しで使うと罰せられるので注意しましょう。

資格や免許無しに駆除すると罰せられる害獣(狩猟動物)一覧

資格や免許無しに駆除すると罰せられる害獣(狩猟動物)一覧

鳥獣保護法で守られている動物は「狩猟動物」と言い、資格や免許無しに駆除すると罰則を受けます。

そのため、どんな動物は狩猟動物に該当するかは理解しておく必要があります。

狩猟動物は獣類20種類、鳥類28種類の合計48種類います。

狩猟動物一覧

■獣類(20種類)

  • タヌキ
  • キツネ
  • ノイヌ(=野良犬)
  • ノネコ(=野良猫)
  • テン(ツシマテンを除く)
  • イタチ(雄)
  • チョウセンイタチ(雄)
  • ミンク
  • アナグマ
  • アライグマ
  • ヒグマ
  • ツキノワグマ
  • ハクビシン
  • イノシシ
  • ニホンジカ
  • タイワンリス
  • シマリス
  • ヌートリア
  • ユキウサギ
  • ノウサギ

■鳥類(28種類)

  • カワウ
  • ゴイサギ
  • マガモ
  • カルガモ
  • コガモ
  • ヨシガモ
  • ヒドリガモ
  • オナガガモ
  • ハシロビガモ
  • ホシハジロ
  • キンクロハジロ
  • スズガモ
  • クロガモ
  • エゾライチョウ
  • ヤマドリ(コシジロヤマドリを除く)
  • キジ
  • コジュケイ
  • バン
  • ヤマシギ
  • タシギ
  • キジバト
  • ヒヨドリ
  • ニュウナイスズメ
  • スズメ
  • ムクドリ
  • ミヤマガラス
  • ハシボソガラス
  • ハシブトガラス

(参考:環境省|狩猟制度の概要

田畑や庭を荒らすタヌキやキツネ、イノシシや屋根裏に住み着くハクビシンやイタチ、アライグマなどの代表的な害獣は全て狩猟動物に指定されているので、資格や免許がない人は勝手に駆除しないように注意しましょう。

 

またややこしいのですが、畑を荒らす「モグラ」も鳥獣保護法で守られている動物なのですが、農業や林業の事業活動の害になっていて捕獲をすることがやむを得ない場合に限り、許可や免許無しでの罠の設置や捕獲が認められています。

第十三条 農業又は林業の事業活動に伴い捕獲等又は採取等をすることがやむを得ない鳥獣若しくは鳥類の卵であって環境省令で定めるものは、第九条第一項の規定にかかわらず、環境大臣又は都道府県知事の許可を受けないで、環境省令で定めるところにより、捕獲等又は採取等をすることができる。

(出典:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律

つまり、ただ単に「庭に現れたから」「ゴルフ場が荒らされたから」といった農業や林業に関係ない場合は、無断での捕獲や駆除は禁じられているので注意しましょう。

またネズミに関しては、住居に侵入しやすい「ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ」の3種類は環境衛生の維持に重大な支障を及ぼす恐れがあるとされ、鳥獣保護法の対象動物からは除外されているため、資格や許可がなくても捕獲や駆除をすることができます。

第八十条 この法律の規定は、環境衛生の維持に重大な支障を及ぼすおそれのある鳥獣又は他の法令により捕獲等について適切な保護若しくは管理がなされている鳥獣であって環境省令で定めるものについては、適用しない。

(出典:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律

害獣駆除や罠の設置には「狩猟免許」という資格が必要

このように害獣の駆除や捕獲は鳥獣保護法で禁止されているため、ある資格が必要になります。

それが「狩猟免許」です。

狩猟免許があれば、先ほどお伝えした狩猟動物の捕獲や駆除ができるようになります。

ただし狩猟動物を捕獲するためには、事前にお住いの自治体から許可をとり「捕獲許可証」を携帯している必要もあるため、非常に面倒です。

害獣駆除博士害獣駆除博士

ちなみに狩猟免許無しでできる害獣対策は、害獣の嫌いな臭いを発する忌避剤を設置して追い出したり来ないようにするものですが、臭いに慣れてすぐに戻ってきたり臭い自体の効果が持続しないものもあったりと、自分でできる対策には限界があります

害獣の駆除は専門の業者に依頼しよう

害獣駆除業者

害獣の被害にあってから狩猟免許を取得しに行くのでは遅いですし、自分でできる害獣対策は限界があります。

それに屋根裏などに住み着いた害獣の糞や尿には病原菌が大量に発生しており、自分で掃除すると感染症やアレルギーにかかる危険性があります。

そこでおすすめなのが、プロの害獣駆除業者に依頼することです。

害獣駆除業者なら害獣ごとに効果的な駆除の方法を熟知していますし、清掃や消毒も全て行ってくれます。

また再度被害に遭わないように、侵入経路を塞いだりなどの再発防止も徹底しています。

 

しかし、中には高い料金を請求してくるぼったくり業者もいるので注意が必要です。

そんな悪徳業者に引っかからないために、口コミや評判をもとにおすすめの害獣駆除業者ランキングを作成しました。

信頼できる害獣駆除業者を見つけたい方は、ぜひこちらのランキングをご覧ください。

>>「害獣駆除業者の料金相場と口コミランキング【安くするコツも解説】」

 

ちなみにおすすめランキング1位の業者は「害獣駆除110番」でした。

害獣駆除110番

「害獣駆除110番」は、満足度・解決スピード・価格満足度・利用シェアの4つ全てで第1位を獲得している信頼できる害獣駆除業者です。

日本全国対応しており、24時間365日すぐに駆けつけてくれます。

ネズミ13,000円〜、ハクビシン19,800円〜、イタチ22,500円〜、アライグマ25,000円〜と良心的な価格で駆除してくれるのも嬉しいポイント。

最初の見積もりから追加費用は一切かからないので、安心して依頼できます。

現地調査や見積もり、被害の相談は全て無料で行ってくれるので、害獣にお困りの方はお気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

「害獣駆除110番」公式サイト

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害獣駆除110番を利用した口コミや評判についてはこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【害獣駆除110番の口コミ評判】利用前に知りたい情報を総まとめ!」

狩猟免許資格の種類

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狩猟免許は捕獲や駆除に使う道具によって4つの種類に分かれています。

網猟免許(あみりょうめんきょ)

投げ網、むそう網、はり網、つき網といった「網(あみ)」を使って害獣を捕獲する免許です。

網の種類の判別や捕獲するための網の組み立てなどの知識や技能が求められます。

わな猟免許

箱罠や箱落とし、囲い罠、くくり罠といった「罠」を使って害獣を捕獲する免許です。

罠の種類を見分けたり罠を正確に組み立てたりする技能や知識を求められます。

第一種銃猟免許

散弾銃やライフル銃といった「装薬銃」を使って害獣を駆除する免許です。

銃器の他に空気銃の取り扱いもできなければ免許を取得できません。

また第一種狩猟免許を取得する場合は、警察から銃砲の所持許可証をもらっておく必要があります。

第二種銃猟免許

「空気銃」を使って害獣を駆除する免許です。

銃器の取り扱いや銃砲の所持許可証などについての取り決まりは、第一種銃猟免許と一緒です。

狩猟免許資格の取得方法と料金

狩猟免許は自動車免許のように試験を受けて合格する必要があります。

狩猟免許についての基本的な情報は以下の通りです。

受験回数年1〜8回ほど(※)
受験料
  • 免許1種類の受験:5,200円
  • 2種類同時の受験:10,400円
免許の有効期限約3年
受験地各都道府県
基本的な受験資格
  • 網・わな免許は18歳以上、第一種・第二種は20歳以上
  • 精神障害や発作などの意識障害など狩猟に支障をきたす病気にかかっていない など

※受験回数は自治体によって異なります。

狩猟免許を受験したい方は、狩猟免許申請書や銃砲所持許可書のコピー、写真、受験料などを各自治体に提出し、試験を受けます。

試験内容は、知識試験・適性試験・技能試験の3分野に分かれており、知識試験と技能試験は70%以上の得点、適性試験は全項目の基準を満たせば合格です。

狩猟免許試験の合格率は80%と、難しい試験ではありません。

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狩猟免許の受験を考えている方は、お住いの自治体ごとの要項を確認してみましょう。

害獣の駆除や罠を設置するときの許可の取り方

狩猟免許を持っていても、害獣の駆除をするときには各自治体から「捕獲許可証」をもらう必要があります。

捕獲許可証をもらうためには、まずは申請する場所を確認します。

自治体によって申請先が都道府県だったり市区町村だったり異なるので注意しましょう。

申請では、害獣の種類や被害状況、捕獲方法などが審査され、結果が出るまで2週間ほどかかります。

申請を出しても許可が出るまでは害獣の捕獲や駆除ができません。

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害獣を捕獲したときに捕獲許可証を携帯していないと罰則を受けてしまうので注意しましょう。

害獣駆除をするには狩猟免許や自治体の許可が必要なので、害獣駆除業者に依頼するのがベストです。

おすすめ業者はこちらの記事を参考にしてください。

>>「害獣駆除業者の料金相場と口コミランキング【安くするコツも解説】」

 

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