「コウモリ対策に磁石って効果あるの?」
「効果あるとしたら、効果範囲や効果的な置き方を知りたい」
「効果がない場合は、磁石以外の有効なコウモリ対策って何かあるのかな…」
はじめまして。害獣駆除博士です。
磁石でコウモリが出す超音波を乱してコウモリを追い払うことができるという話がありますが、果たして本当に効果があるのでしょうか?
私の家にもコウモリが住み着いていて磁石で対策したいのですが、効果があるか分からなくて…
せっかく磁石を用意して時間をかけて設置したのに、効果がなければ被害はますます広がってしまいますよね。
そこで今回は、コウモリ対策に磁石は効果あるのか分かりやすく解説していきます!
100均で買えるコウモリ用の強力磁石も紹介しているので、最後まで読んで効果的にコウモリ対策をしていきましょう。
コウモリ対策に磁石は効果なし?
実は、磁石ではコウモリを退治することができません。
磁石がコウモリの出す超音波に影響を与えるため、コウモリよけに効果があるという話があります。
ですが、磁石でコウモリが発する超音波を狂わせることができるかどうかは疑問が残る点でしょう。
超音波と磁力とでは全く別の現象になります。
超音波は周波数の高い空気の振動のことです。
磁石で超音波を狂わせてコウモリを撃退するということは科学的根拠がありません。
そのため、コウモリ対策として磁石は効果があると断言することは難しいです。
ちなみに、動物の中には地球の磁力(地磁気)を感じとり、方向を把握するという能力をもつ種類もいるのはご存知でしょうか。
地球の磁力を感じ取る能力のことを「磁覚」といいます。
例えば、渡り鳥やハチ、イセエビ、アカエイ、サメ、カメ、微生物、人にも磁覚が備わっているという研究結果もありました。
もしもコウモリにも磁覚があるとしたら、コウモリに対して強力な磁力を当てることで、方向感覚を惑わせることができるかもしれません。
コウモリ対策に効果的な強力磁石の置き方
強力な磁石でコウモリ対策を行えた事例をご紹介していきましょう。
コウモリの侵入口になるような場所や狭い場所に鳥除けの強力磁石を用いることで、効果的にコウモリ対策を行うことができます。
磁石の有効範囲も考えながら設置するとなお良いでしょう。
詳しい強力磁石の使い方と設置方法についてご説明していきます。
普通の磁石ではなく鳥よけなどの強力磁石を使う
磁石がコウモリ対策として上手くいった例もありました。
科学的根拠はありませんが、磁石がコウモリよけになる可能性もあるという事例なのではないでしょうか。
注意点として、コウモリよけの磁石には「鳥除け用の強力磁石」を使うと良いでしょう。
磁石を1個設置するだけでは効果は薄いので、複数個を何箇所かに設置することも検討していくことをおすすめします。
効果範囲や距離を理解する
コウモリよけに使用が検討できる鳥除け磁石の効果は約1mほど。
エアコンの室外機の裏や換気扇など狭い箇所で数個の磁石を設置する形になります。
屋根裏のような広い箇所なら、かなりの数の磁石が必要になるでしょう。
磁石は100円ショップなどで販売されている丸型磁石を使っていきます。
窓枠の上部やエアコンの室外機といった目立たないところに磁石をテープで貼り付けて使用したという事例がありました。
この例では丸型磁石の周りにコウモリが寄り付かなくなったとのことです。
しかし、屋根裏のような広い空間では、コウモリ駆除のために、たくさんの磁石が必要になるでしょう。
現実的な方法とは言えません。
屋根裏のような広い空間では、磁石よりも忌避剤などの他の駆除アイテムの方が有効でしょう。
コウモリの侵入口に設置するのが効果的
コウモリの侵入口になる場所に少ない数の磁石を設置することで、効果的にコウモリ対策を行うことができるでしょう。
コウモリ除けの強力磁石は100均でも買える!
ダイソーやセリアといった100均でも強力磁石は販売されています。
ネオジム磁石といい、磁力は強いのですが、熱やサビには非常に弱いのが特徴です。
ネオジム磁石の磁力でスマートフォンやパソコンが壊れてしまうこともありますので、取り扱いには気をつけてください。
とはいうものの、金銭的な負担は軽いので、試しにコウモリ対策として100均の強力磁石でコウモリ対策をしてみても良いのではないでしょうか。
コウモリ対策に磁石が効かない場合の他の駆除方法
強力磁石が効かなかった場合に他の試してみてほしいコウモリ対策についてご紹介していきます。
「狭い場所でのハッカスプレー」や「広い場所でのハッカジェル」、「金網や防鳥ネットでコウモリの侵入経路を塞ぐ」といった方法をご紹介していきましょう。
狭い場所にはハッカスプレーが即効性あり
狭い場所ではハッカスプレーがコウモリ対策として有効です。
ハッカスプレーはコウモリの嫌いなハッカの匂いで追い出すという製品。
天然成分ですので、コウモリを殺傷することなく追い出せます。
ですが、ハッカスプレーの効果は数時間ほどなので気をつけてください。
匂いも強烈なので、マスクやゴーグルは必須です。
家具や服にも匂いがつきますので、気をつけて使用していきます。
子供やペットもいるご家庭での使用にも注意が必要です。
注意点はありますが、狭い場所でのコウモリ対策として、ハッカスプレーは強力な効果があります。
コウモリ用のおすすめハッカスプレーや正しい使用方法についてはこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
広い場所にはハッカジェルで長時間対策
広い空間で使える忌避剤としては、ハッカスプレーよりもハッカジェルがコウモリ対策としてよいでしょう。
コウモリの嫌いなハッカの匂いを凝縮して作ったジェルは1ヶ月もの間コウモリ対策として機能します。
1ヶ月後に効果がなくなってきたら、ジェルを交換してまた使う形です。
トレーにジェルを入れてフックにかけ、ロープで等間隔あけて吊るすことで効果を発揮させることができます。
吊るすのが難しかったり、吊るす場所がなかったりする場合でもジェルタイプの忌避剤は使用可能。
壁が汚れるデメリットはありますが、直接壁にジェルを塗っていくことで、コウモリ駆除効果を発揮させられます。
長期間、広い範囲にコウモリ駆除効果を発揮させたい場合にはハッカジェルの使用がおすすめです。
コウモリ用のおすすめジェルタイプ忌避剤や使用の注意点などはこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
侵入経路を金網やネットで塞ぐ
ハッカスプレーやハッカジェルでコウモリを追い出しても、コウモリはまた戻ってきてしまいます。
戻ってきたコウモリが再進入してこないようにするために、金網やネットで侵入経路をしっかり塞いでおきましょう。
1〜2cmほどの隙間があるとコウモリは侵入してきてしまいますので、より網目の細かい防鳥ネットや金網を使う必要があります。
隙間ができないように侵入口をしっかりと塞ぐだけでなく、ハッカジェルも一緒に使うことでよりよいコウモリ対策を施すことができるでしょう。
パンチングメタルという小さな穴が開けられている金属板を使うこともできますが、素人には難しい作業です。
素人には難しい作業もありますが、防鳥ネットや金網で侵入経路を塞がなければコウモリは再侵入してしまうので、しっかり対策していきましょう。
コウモリの侵入経路に合わせた塞ぎ方はこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
磁石などでコウモリを撃退できない場合は、プロの業者に相談しましょう
今回は磁石でのコウモリ対策を中心にご説明してきました。
磁石でのコウモリ対策は科学的な根拠はなく、感覚的にそうなのではといわれているレベルの話ですので、効果が高いとは言えないでしょう。
また効果的と言われる忌避剤によるコウモリ対策も、コウモリが臭いに慣れてくるとまた戻ってきてしまうものです。
そのため、一番効率よく高いコウモリ対策は、コウモリ駆除のプロに依頼して対策してもらうことだと言えます。
感染症の危険もあるコウモリのフンやそのフンに群がる害虫対策。
高所や夜間に行う可能性が高いコウモリの侵入経路対策など。
糞尿によって腐食してしまった家屋の修理は、素人には非常に難しい作業です。
安全かつ確実にコウモリ対策をしていくことができるのは、プロのコウモリ駆除業者だけでしょう。
正規の依頼の前に無料で見積もりを出してくれる業者も多いので、一度、ご相談してみてはいかがでしょうか。
口コミや評判のいいおすすめのコウモリ駆除業者はこちらの記事でランキング形式で紹介しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。