屋根裏に住み着くアライグマの駆除方法|被害例や安全な対策を解説!

「屋根裏に住み着いているアライグマはどう駆除したらいいの?」

「アライグマが屋根裏にいるときはどんな特徴がある?」

「アライグマが屋根裏に住み着くとどんな被害があるのかな…」

害獣駆除博士害獣駆除博士

はじめまして。害獣駆除博士です。

アライグマが屋根裏に住み着くと、糞尿による悪臭や健康被害、鳴き声や足音による騒音被害などたくさんの被害が起こってしまいます。

悩んでいるおじさん

私の家の屋根裏でもアライグマが悪さをしていて、特に夜がうるさくて眠れないんです…

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アライグマは夜行性なので、なかなか眠れずに不眠症になってしまう人も少なくないですよね。

ですが安心してください!

今回は屋根裏に住み着いたアライグマを安全に駆除する方法を分かりやすく解説していきます!

アライグマが屋根裏に住み着く理由や形跡、侵入経路なども解説するので、最後まで読んで確実に対策していきましょう。

アライグマが屋根裏に住み着く理由

アライグマが屋根裏に住み着く理由

アライグマは屋根裏に住むことが多いです。

なぜでしょうか。

実は屋根裏に住み着くメリットがアライグマにとって非常に多いからです。

まずは雨風を凌げることが挙げられます。

自然の中で暮らす動物は、人間よりも雨や風などの自然災害に強いです。

しかし動物だとしても台風などの強い自然災害によって死亡することもあるため、雨風が凌げるのは大きなメリットなのです。

また、断熱材によって暖かく生活できることが挙げられます。

人間の家には断熱材が使用されています。

そのため内側の暖かさが外に逃げないだけでなく、外の寒さにも強いのです。

気温が安定しているため、アライグマにとっても快適な生活を送れるのですね。

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その他にも天敵がいないために出産がしやすいことや、昆虫が捕まえやすいために食料調達がしやすいなどのメリットもあります。

アライグマが屋根裏に住み着いている特徴や形跡

アライグマが屋根裏に住み着いている特徴や形跡

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屋根裏に何か動物が潜んでいると分かったとしても、それがアライグマかどうかは分かりません。

しかしいくつかの痕跡を見つけることによって、アライグマかどうかを特定することが可能です。

どのような痕跡があればアライグマだと特定できるのかご紹介します。

屋根裏から聞こえるアライグマの鳴き声や足音

皆さんアライグマの声を聞いた事があるでしょうか?

ほとんどの人がどんな泣き声をしているか分からないと思います。

アライグマは独特の泣き声をする動物で、「クルルル」と喉を鳴らすような泣き声をします。

一度聞いておけばその特徴的な泣き声から、アライグマ被害にあったときにすぐに気づけるはずです。

足音は重みがあり「ドンドンドン」と大きな音になります。

アライグマは体も大きく中型の動物に入るため、足音も大きな音になりやすいのです。

その大きな音から足音だけで目を覚ます人もいるほどです。

ためフンがある

ためフンがある

アライグマにはため糞という習性があります。

ため糞は同じ場所に糞をする習性です。

同じ場所に糞をする事でマーキングの意味があると言われています。

ただ気をつけて欲しいのは、アライグマ以外にもため糞をする動物はいるということです。

例えばタヌキやハクビシンもため糞をする害獣になります。

ため糞だけではアライグマだと特定はできませんが、被害を起こしている動物の絞り込みができると理解しておきましょう。

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ちなみにため糞によって悪臭被害や床が腐る被害が起こる場合があります。

アライグマは屋根裏にどこから侵入するの?

アライグマは屋根裏にどこから侵入するの?

アライグマが屋根裏に侵入する際に侵入されやすい場所は複数存在します。

代表的なものとしては換気扇、戸袋、床下の通気口、軒下の隙間などです。

これらの場所は欠陥があるわけではなく、家の構造上隙間ができるように作られています。

アライグマは8cmほどの大きさの隙間があれば侵入してくるので注意が必要です。

ちなみに高い木をつたって家に移動することもあります。

アライグマは木登りが得意ですので、家の近くに木があればそれを利用して家の屋根に入ってくるのです。

侵入を防ぐためには、高さがある木は枝を切ってしまいましょう。

アライグマによる屋根裏への被害事例

アライグマによる屋根裏への被害事例

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アライグマによる屋根裏への被害事例を具体的に紹介したいと思います。

大きく分けて騒音被害、臭いの被害、家の被害の3つがあります。

フンで屋根裏が抜けたりシミがついたりする被害

先ほどもお伝えしたようにアライグマにはため糞という習性があります。

そのため、糞が同じ場所に溜まり続ければその重さによって屋根裏の床が抜ける時さえあります。

また尿は床を腐らせるだけでなく、人間の部屋に滴り落ちる時もあるほどです。

屋根裏の断熱材が破られて家の資産価値が低下する被害

屋根裏の断熱材が破られて家の資産価値が低下する被害

家の中を一定の温度に保つ為に、屋根裏や壁の間には断熱材があります。

断熱材はふかふかして暖かいため、アライグマが巣を作る素材としては最適です。

そのためアライグマは断熱材を破って巣を作るケースが多発しています。

断熱材を破られてしまうと家の温度が保てないだけでなく、家の資産価値も落ちてしまう危険性があります。

フンによる悪臭被害

アライグマが家に住み着くと起こる被害の一つが悪臭被害です。

糞尿を床下や屋根裏でアライグマがすることにより、とてつもない悪臭が家全体に行き渡ります。

またアライグマは「ため糞」という糞を同じ場所にする習慣があり、それが臭いをより強くしています。

さらに糞にカビがはえると一層臭いが強くなるため、早期の清掃が必要になります。

鳴き声や足音による騒音被害

アライグマが住み着くことによって騒音被害も発生します。

アライグマは夜行性ですので、人間が寝ている間に活動することが多いです。

そのため天井を駆けずり回る音で睡眠障害になる人もいるほどです。

また、アライグマの泣き声がうるさくて眠れないケースも発生しています。

ちなみに鳴き声は「クルルル」という変わった声をしているので、すぐにアライグマだとわかるでしょう。

病原菌やウイルス、ダニによる病気や健康被害

病原菌やウイルス、ダニによる病気や健康被害

アライグマはダニやノミだけでなく、病原菌や寄生虫まで所持しています。

そのためアライグマが家に住み着くことによって、人間に対してさまざまな健康被害を引き起こします。

まずアライグマがもつマダニは感染症を引き起こす場合があります。

マダニに刺されたとしても、必ず発症するわけではありません。

しかし重篤になるケースもあります。

その一つが重症熱性血小板減少症に感染する場です。

重症熱性血小板減少症にかかると下痢、皮下出血、発熱などが起こる場合があるので注意しましょう。

 

またアライグマに寄生している回虫に人間が感染してしまうと、アライグマ回虫症という病気にかかってしまいます。

アライグマは回虫という寄生虫を小腸に持っています。

そして便をした時に回虫の卵を一緒に排泄するのです。

この便の中に入っている回虫を摂取してしまうと、アライグマ回虫症を発症してしまうのです。

感染すること自体珍しいと言われていますが、感染した場合の症状としては発熱、咳、錯乱、傾眠などが起こるといわれています。

中枢神経系に影響がでた場合は会話ができなくなったり、歩けなくなる場合もあります。

重症化した場合は、失明や死亡となるケースもあるため絶対に油断してはいけません。

 

さらにアライグマはレプトスピラという病原菌を保有している場合もあります。

このレストスピラに人間が感染すると、黄疸、出血、腎臓障害が起こります。

感染経路としてはアライグマの尿に触れることによって感染しますので、清掃の時は注意が必要です。

害獣駆除博士害獣駆除博士

アライグマによる詳しい被害事例についてはこちらの記事で解説しているので、より深く知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【アライグマの被害】害獣たる理由と危険性、正しい対策方法を解説!」

自分でできる屋根裏に住み着くアライグマの駆除方法

自分でできる屋根裏に住み着くアライグマの駆除方法

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自分でも屋根裏に住み着いたアライグマを駆除することは可能です。

しかし何の知識もなしに忌避剤を使ったり、我流で侵入口を塞いだとしても効果的ではありません。

ここでは自分でアライグマを駆除する方法をご紹介します。

アライグマの侵入経路の確認

屋根裏や床下にアライグマが住み着いたら、まずは侵入経路の確認をしましょう。

侵入経路が分からなければ、隙間を塞いでも別の場所から侵入している可能性があるからです。

ちなみに侵入経路ではない隙間も見つけておくのは重要です。

アライグマは一度追い出しても何度も再侵入しようとしてくるからです。

侵入経路を調べていくうちにアライグマ以外の動物の侵入の可能性もでてきます。

毛や糞、足跡があったら触らずに写真におさめておきましょう。

忌避剤を使ってアライグマを屋根裏から追い出す

アライグマが侵入してしまった場合や、寄せ付けないようにしたい場合は「忌避剤」を使いましょう。

忌避剤とはアライグマが苦手な臭いを成分とする薬剤のことです。

アライグマはトウガラシ、シナモン、ハッカなどの臭いを嫌います。

その他にも天敵であるオオカミの尿や、木酢液のような山火事を連想させる臭いも苦手としています。

さまざまな忌避剤がホームセンターやAmazonのようなネットショップに売られています。

お手頃な値段で簡単に手に入るのは忌避剤のメリットといえるでしょう。

忌避剤にはスプレータイプ、液体タイプ、固形タイプとさまざまな物があります。

おすすめなのは置いたり吹きかけたりする様な簡単に使える忌避剤です。

忌避剤の使う場所は状況によって変わります。

アライグマの侵入口が分かっている場合は、その侵入口から離れている場所に使用しましょう。

侵入口が分からない場合は、アライグマの巣や部屋の中心地に使用するのが効果的です。

屋根裏への侵入経路を塞ぐ

アライグマを追い出す方法を考えるのも大切ですが、侵入させないようにするのも大切です。

アライグマが侵入しやすい場所としては、床下の通気口、軒下の隙間、換気扇、戸袋などが挙げられます。

これらの場所に隙間があった場合すぐに隙間を塞ぐようにしましょう。

塞ぐのは何か物を置くだけで済ます人がいますが、それではアライグマの侵入を防げません。

アライグマは力があるだけでなく、手先が器用なため障害物を動かして侵入してくるのです。

隙間を塞ぐ場合は、パンチングメタルや金網を使うなどして頑丈に塞ぐようにしましょう。

屋根裏に残っているフンや尿を処理・消毒する

アライグマを追い出しただけで安心してはいけません。

屋根裏に残っているフンや尿を処理・消毒しないといけません。

清掃活動をする時は完全防備で行いましょう。

清掃に使う道具はほうきとちりとりがおすすめです。

清掃が完了したら病原菌が残っている可能性が高いため、エタノールやアルコールで消毒をするのを忘れないでください。

また、清掃に使った道具は全て捨てるようにしましょう。

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アライグマの糞尿処理を安全に正しく行う方法についてはこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【アライグマのふん処理】大きさや特徴、被害例を知って安全な対策を!」

屋根裏に住み着くアライグマの駆除が難しい場合は、プロの業者にお願いしましょう

屋根裏に住み着くアライグマの駆除が難しい場合は、プロの業者にお願いしましょう

アライグマの駆除を自分でやるのは正直おすすめしません。

アライグマに使う忌避剤の選択は素人には大変難しいだけでなく、設置する場所を間違えると効果がなくなるからです。

またアライグマの巣や糞尿の清掃・消毒は、病原菌や寄生虫に感染する可能性があります。

前述したように重篤のケースでは死亡している人もいるので大変危険です。

さらに侵入口の特定やその他の隙間を見つけることは、家の構造を理解していないと簡単には見つけられません。

ですので、不安を覚える方はアライグマ駆除業者に依頼した方が確実です。

アライグマ駆除業者なら迅速に追い出してくれますし、なによりも安全です。

さらに再侵入を防ぐ処置もしてくれるので、将来的なアライグマの被害に怯えることもありません。

現地調査や見積もりを無料で行なっているアライグマ駆除業者は多いので、ぜひ気軽に連絡してみてください。

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こちらの記事で人気のアライグマ駆除業者を料金やサービス内容で比較してランキング形式で紹介しているので、おすすめの駆除業者を知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【アライグマ駆除業者おすすめランキング】料金・費用相場も解説!」