【イタチ被害例】代表的な被害と原因を知って効果的な対策をしよう!

「イタチが屋根裏に住み着いているんだけど、どんな被害があるんだろう?」

「イタチの被害が出ているけど、どうやって対策したらいいの…」

可愛い見た目をしているイタチですが、人間に害を及ぼす害獣に指定されています。

そんなイタチをほうっておくと、知らぬ間にたくさんの被害が出てしまう可能性があります。

そこで今回はイタチの代表的な被害例を分かりやすくご紹介します!

害獣駆除博士害獣駆除博士

被害例とともに対策法もお伝えするので、ぜひ状況に合わせて実行してみてくださいね。

イタチの生態や特徴

イタチの生態や特徴

イタチという動物の名前を聞いたことはあると思いますが、目にしたことがある人は少ないかもしれません。

イタチはネコ目イタチ科イタチ属に含まれるとても可愛らしい見た目の哺乳類の動物です。

 

世界には20種類ほど生息していますが、日本にはイタチ属は5種類が生息しています。

地域としては沖縄県を除いて全地域に生息しており、特に関西圏には多いとされています。

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元々イタチはネズミの駆除のために海外から輸入され、後に繁殖して増えていったという過去があります。

今では害獣の一員になり農家や一般家庭で被害が出ていますが、元々は人間の招いた種なのです。

 

特に日本で問題になるのはニホンイタチとチョウセンイタチなので、ここではニホンイタチとチョウセンイタチ中心に紹介します。

ニホンイタチは在来種ですが、チョウセンイタチは海外から運び込まれました。

ニホンイタチは都市部に元々住んでいたようですが、現在ではチョウセンイタチが都市部に住みついた為に山間部に押し出されてしまいました。

イタチの体の色はニホンイタチが茶色、チョウセンイタチが黄褐色です。

 

ここでは特に被害の多いチョウセンイタチの大きさを紹介します。

胴体の長さは30cmほどで尻尾は約15cmあり、胴体が細長い見た目をしています。

また手足は短く、指は5本あり泳ぐための水かきがあります。

雄の体重は450gくらい、口の周りは白色で、目の周りは黒色なのが特徴です。

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雄と雌は体の色こそ変わりませんが、雄の体の方が1.5倍ほど大きいです。

 

出産は一年に1回〜2回、出産で5頭前後生まれるので繁殖力は強いです。

またイタチは元来山や池の近くに住んでいる事が多かったですが、現在では人間の家に住みつく事も多くなってきています。

理由としては食料が確保しやすい事、生活する上で安全な事、子育てがしやすい事、雨風が防げる上に断熱材を住処にしやすく暖かいので生活しやすいからです。

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基本的にイタチは夜行性ですが、腹を空かせていれば昼間に行動することもあります。

冬眠もしないので一年中行動しているのも人間を困らせる原因の一つです。

イタチの被害例

イタチの被害例

イタチの被害例は多種多様です。

一般的に想像しやすい畑の作物や屋根裏の被害もありますが、想像できないような被害もあります。

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都会、田舎関係なく誰でもイタチの被害を受ける可能性がありますので、よくある被害例を分かりやすく紹介していきます。

畑の野菜や農作物、果物などが食べられる被害

イタチは肉食のように思ってしまいますが、野菜や果物も食べる雑食です。

カボチャやナスなどの地上にある野菜を食べるだけでなく、地中にあるサツマイモ、ダイコン、ゴボウなども掘り起こして食べてしまいます。

一般の家庭で作られている作物は基本的に食べられる可能性があると思った方がいいでしょう。

 

更にリンゴや桃、柿などの木の上になるものも要注意です。

イタチは木に登る事ができるので食べられてしまう可能性があります。

ちなみに干し柿なども食べられてしまうので注意してください。

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忘れてはいけないのはイタチは畑に野菜や果物がある事を覚えているため、一度追い払っても何度も現れる傾向があるということです。

そのため最悪の場合だと何千万という被害が出ている農家も存在します。

ペットや鶏が襲われてしまう被害

イタチの大きさは猫よりも小さく、見た目だけを考えれば危険な動物には見えません。

その小さな身なりからキツネやワシに食べられてしまう事もあるくらいです。

 

しかし実際は自分よりも大きいニワトリも食べてしまうほど凶暴です。

ですので、自宅で買っているネコや小型の犬などが攻撃される時もあるのは忘れないでおきましょう。

更に鯉や金魚等も食べてしまうので、池の鯉や金魚鉢などもイタチに襲われないように柵で囲ったりする工夫が必要です。

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その他にもイタチは昆虫、ザリガニ、ネズミ等なんでも食べるので、ペットや家畜を飼育している方は気をつける必要があります。

屋根裏の断熱材を荒らされる被害

日本の住宅では屋根裏や壁の中に断熱材を入れている家が多くあります。

断熱材とは、家の中を寒さから守ったり家の中の暖かさを外に逃がさないようにしたりしてくれる素材です。

 

イタチは暖かく柔らかい場所を好みます。その習性から「断熱材」を巣に使う事が多いのです。

そのため屋根裏や家の下に忍び込み、断熱材をちぎり取って住処にしてしまう事が多くあります。

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断熱材も使い物にならなくなってしまいますが、ついでに糞尿で天井や壁も傷ついてしまいますので家の価値も下がってしまいます。

天井裏を駆け回る騒音被害

イタチが住んでしまった家では、イタチの騒音被害で苦しむ人も多いです。

特にイタチは夜行性のため、人間が寝ようとしている時間に活動的になり屋根裏などを走りまわります。

その結果、寝られなくなってしまいストレスが溜まってしまう人も多く、最悪の場合ですとノイローゼなどになるケースもあります。

フンや尿による悪臭被害

イタチが住んでしまう事による被害で最も怖いのは、糞や尿による被害と言っていいでしょう。

イタチは臭いでコミュニケーションをする動物であり、糞や尿に肛門腺に溜まっている分泌物をかける習性があります。

この分泌物が驚くほどの悪臭を放つのです。家の中にいるのが苦痛なほどの臭いなので、一刻も早く掃除をしないといられないほどです。

この分泌物は何かしらの危機が迫った時にも放出しますので、自分自身でイタチを追い払う時には臭いとの戦いにもなります。

 

また排泄物は食中毒や感染症も引き起こすため、必ず掃除しなければいけません。

さらに同じ場所で糞や尿をする習性があるため、天井に糞や尿のシミができるだけでなく天井が腐って落ちてくる場合もあります。

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ちなみにイタチは糞を自分のテリトリーに残す習性があります。

ですので、糞が残っていた場合はイタチの被害である可能性を考えましょう。

イタチのフンの特徴や糞尿被害、対策法などについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【イタチのフン対策】糞の特徴や被害、安全な処理方法を解説!」

人間が噛まれて怪我する被害

イタチは大きさ的に猫よりも小さいため怖くなさそうに見えますが、実はかなり凶暴です。

雑食でどんな物も食べますし、危機感を感じた時は人間にも攻撃してくる時があります。

 

イタチに噛まれたり爪で引っ掻かかれると、大きな傷にならなくても狂犬病、破傷風、鼠咬症になる可能性があるのです。

もし噛まれたらすぐに水で洗い流して、消毒液で消毒しましょう。

さらに素人判断では難しいため、小さな傷でも一度病院に行くようにするのが肝心です。

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害獣の傷は命取りになる場合もあるほど危険という事は覚えておきましょう。

特に小さな子供やお年寄りは免疫力が弱いので、イタチには触らないようにしましょう。

ノミやダニ、菌による病気や感染症

イタチは体にノミやダニを持っています。

そのため家にイタチが住みついた場合、皮膚炎や喘息になってしまう可能性があります。

 

またイタチが巣の中に持ち込んだ食料にノミやダニが発生することもあり、イタチだけ追い出しても安心できません。

ノミやダニというのは放置している時間が長ければ長いほど増えていきますので、早めの処置を心がけて下さい。

乳幼児や女性は特にノミやダニに刺されやすいと言われているため、出産したばかりの女性やその赤ちゃんがいる家庭では特に注意が必要です。

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またイタチ自身も悪性の菌を持っているので、噛まれると危険です。

小さな傷であったとしても感染症になる可能性もありますので、すぐに病院に行くようにしましょう。

ゴミが荒らされる被害

イタチは人間の食べ物を食べるだけでなく、残飯などの生ゴミを食べます。

そのためゴミ袋を不用意に外に置いておくと、袋を破られ中の物を食い散らかされる場合があるのです。

生ゴミなどが散乱するのは悪臭がするだけでなく、ハエやゴキブリのような害虫も集まってきてしまいます。

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仮にゴミ箱に生ゴミなどを捨てたとしても、イタチは器用なためゴミ箱を開けてしまうこともありますので厳重にしておく必要があります。

ゴミ箱が開かないようにオモリを乗せておくか、金網の中にゴミ箱を入れるなどの工夫が必要です。

イタチの被害対策法

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イタチの被害対策としては大きく6つあります。

イタチの被害と言っても、被害状況は個人で違うのでご自身の被害状況に合わせて対策を変えて下さい。

侵入口を塞ぐ

侵入口を塞ぐ

最も簡単な方法が侵入口を塞ぐ方法です。

当たり前といえば当たり前ですが、イタチが侵入する場所がなければ住処を作られる心配もありません。

紙等の柔らかい物で障害物を作ってもイタチは簡単に噛み切ってしまうので、金網のような硬い物で二重、三重にして侵入口を塞ぐのが肝心です。

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イタチはたった3cmの隙間でも通ってしまいます。

金網は市販のもので構いませんが、目の細かく噛んでも切れない頑丈なものを購入しましょう。

光で追い払う

光で追い払う

イタチは夜行性ですので光で照らせば逃げる傾向があります。

オススメなのがLED電飾です。

クリスマスツリーに使われているようなLED電飾をイタチの通路だと思われる場所や、糞の近くに置いておけばイタチを追い払うことができます。

 

また簡単に光で追い払う方法として、使わなくなったCDをぶら下げておくのも効果的です。

光の反射によってイタチは驚いて逃げていきやすくなります。

音で追い払う

超音波器

大きな音をイタチは苦手としています。

市販のものには天敵であるオオカミの声やサイレンの音などを録音した商品も売っています。

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大きな音は近所迷惑にもなりますので、周囲に気を使いながら使用しましょう。

煙で追い払う

駆除剤や忌避剤(嫌な臭い)などの薬剤

煙もイタチには効果があると言われています。

ホームセンターなどには害虫・害獣駆除用の煙を出す燻煙剤が売っていますので、イタチ用の物を購入しましょう。

イタチの嫌いな臭いを配合している商品もあります。

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使用方法には注意が必要で、使用前には家の中に人がいない事を確認、使った後にはしっかりと換気するのを忘れないようにしましょう。

臭いで追い払う

臭いで追い払う

イタチの嫌いな臭いで追い払う方法です。

イタチは嗅覚が発達しており臭いに敏感なため、イタチの嫌がる臭いを使えば近づかないようにできます。

イタチは特にクレゾール石鹸液や木酢液、酢、漂白液等の臭いを嫌う傾向があり、市販の忌避剤の成分として使われています。

イタチ用のオススメ忌避剤はこちらの記事で詳しく解説しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

>>「【厳選】イタチのおすすめ忌避剤5選!効果的な使い方も解説!」

専門業者に頼む

害獣駆除業者

自分の力でイタチを捕獲、追い出すことが出来ればいいのですが、被害を経験した人なら分かると思いますがイタチを追い出すのは非常に難しいです。

侵入口を特定すること自体難しいですし、忌避剤なども効果がない時があるからです。

 

またイタチは鳥獣保護法で守られているので、むやみやたらに捕まえたり殺したりすることができません。

そして雌のイタチに関しては殺す事も捕獲する事もどちらもできない決まりになっています。

そして捕獲作業は冬の時期しか行えないだけでなく、捕まえる作業自体も市役所や県庁などに申請を行わなければ実行することができません。

面倒だからといっていい加減に捕獲や殺してしまうと罰則もあり、一年以下の懲役または100万円以下の罰金と決まっています。

 

専門業者に頼めば費用はかかりますが、自治体への許可申請を行なって的確に対策してくれます。

また専門業者なら追い出すだけでなく、再発防止対策、糞尿の掃除、個人でできる対策法のアドバイス等あらゆる面からサポートしてくれます。

更に賃貸住宅に住んでいる場合、自分で駆除をすると家を傷つける場合もあるので専門業者に頼んだほうがいいでしょう。

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おすすめのイタチ駆除業者についてはこちらの記事で比較してランキング形式で紹介しているので、信頼できる業者を知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【イタチ駆除業者のおすすめランキング】料金・費用相場も紹介!」