【イノシシの弱点まとめ】苦手なものに合わせた適切な対策法を解説!

「イノシシって何が弱点なの?」

「イノシシを駆除したいんだけど、何が苦手なんだろう…」

害獣駆除博士害獣駆除博士

はじめまして。害獣駆除博士です。

イノシシ対策を考える場合、弱点を理解して苦手なものに合わせた撃退法を選ぶことが重要です。

悩んでいるおじさん

私の畑もイノシシ被害に遭っているのですが、どう対策したら良いかわからなくて…

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イノシシ対策の方法はたくさんあって、どれが効果的なのか迷ってしまいますよね。

でもご安心ください!

今回はイノシシの弱点に合わせた効果的な対策法を分かりやすく解説していきます!

【イノシシの弱点①】柔らかい鼻

【イノシシの弱点①】柔らかい鼻

(出典:鳥獣被害対策.com)

イノシシの鼻先は身体の他の部分と違って、一番柔らかい部分となっています。

ご存知の通りイノシシの剛毛はヘアブラシとしても使われていますが、この剛毛の生えた体を擦り付けられると木の表面が削れるほどです。

これに比べ、鼻先は柔らかく敏感な部分なのです。

もちろん鼻は匂いを嗅ぐ道具としてだけではなく地面を掘り起こすためにも用いられるため、思っているより固めです。

他にもイノシシは鼻を感触を確かめるために使ったり、イノシシ同士の挨拶に使ったりします。

このことからわかるのはイノシシの鼻がとても敏感だということです。

電気柵を使って電気ショックを与える時には、体の剛毛の部分ではなくて敏感な鼻の部分が当たるようにすることで駆除効果を高めることができます。

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イノシシの弱点である、体の中で一番柔らかい鼻の皮膚を攻めるというわけですね。

【イノシシの弱点②】鋭い嗅覚

【イノシシの弱点②】鋭い嗅覚

野生動物の中で嗅覚が優れているのはダントツで象ですが、イノシシも負けてはいません。

あの嗅覚の凄さで知られている犬と同じか、もしくは犬より上だと言われています。

イノシシの嗅覚は人間と比較すると、数千倍~数億倍とも言われています。

イノシシの生態研究は日本国内ではあまり進んでいないので確かな情報は多くありませんが、犬の嗅覚が人間の病気の発見に寄与している程の嗅覚であることを考えると、それと同等もしくは勝っているイノシシの嗅覚はかなり優れているに違いありません。

このイノシシの鋭い嗅覚をイノシシ駆除に活用するとすれば、イノシシの嫌がる臭いを武器にして戦うことができるのではないでしょうか。

そんな闘争心から武器を選ぶとすれば、刺激臭のあるものが使えるでしょう。

唐辛子、生姜、シソ、白ネギ、ニンニク、ミントなどのハーブ類などです。

特に唐辛子はカプサイシンが多く含まれているため、イノシシがこのカプサイシンに触れることによって痛みを感じさせることができます。

ある観察によると、家庭で栽培したものであるウコンやミョウガ、ハナミョウガ、生姜などはイノシシによって食べられなかったとあります。

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確かにイノシシは臭いの強いものを避けているということがわかりますよね。

各種イノシシの嫌いな臭いを使った対策法については以下の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「イノシシ対策にハーブは効果ある?効くハーブや撃退グッズを紹介!」

>>「イノシシ対策に唐辛子は効果ある?植える注意点や撃退グッズを紹介!」

>>「木酢液はイノシシ対策に効果ある?おすすめグッズや使用の注意点を解説!」

>>「【イノシシ駆除にニンニクは効果ある?】対策のコツや注意点を解説!」

>>「【イノシシに忌避剤は効果ある?】おすすめや対策の注意点を解説!」

【イノシシの弱点③】臆病で警戒心の強い性格

【イノシシの弱点③】臆病で警戒心の強い性格

(出典:INOHOI)

イノシシは、基本的に臆病で警戒心の強い性格の持ち主です。

逆に、安全を確認したり安全だということに慣れてしまったりすると、日中であっても人間の前に出てきます。

ある研究者は、イノシシは人間以上に状況を的確に判断している、とも述べています。

臆病だからこそ観察力が優れているのでしょうね。

臆病で警戒心の強いイノシシが安全ではないと判断する環境は、「命の危険を感じる環境」と「慣れない環境に対する危険」です。

これを活用することによってイノシシを遠ざけることができます。

そして、覚えておきたいのは"慣れ"です。

一旦安全と分かると警戒心は薄れてしまいます。

そのため、イノシシが常に警戒心を強めるように働きかけることが重要です。

イノシシに警戒心を抱かせるポイント
  1. 人間が危険な存在だと理解させる
  2. 昨日とは違う環境を作る
  3. 身を隠せる場所を作らない

動物が自分の存在をアピールするためにマーキング(ニオイづけによる縄張り表現)をしますよね。

あの発想でイノシシが身の危険を感じるように、こちら側も人間の縄張りを主張するのはどうでしょうか。

加えて威嚇行動もとることができますよね。

「昨日とは違う環境を作り、身を隠せる場所を作らない」という点では、イノシシが通るけもの道を塞いだり侵入してくる場所周辺の藪の草を刈ったりなどができるでしょう。

けもの道を塞ぐ時には、藪に生えている竹を切って一本まるごと(葉が付いた状態で)けもの道に寝かせておくだけでも通りにくくなります。(ただし一時的なもの)

時間や場所を変えながら定期的に草刈りをしている作業音も、イノシシが警戒する助けになります。

これは音によって威嚇する効果と、人間がイノシシとはち合わせする危険から身を守るための環境作り。

見晴らしがよくなってイノシシが来なくなると単純に考えるのは危険です。

同じ環境が続き、イノシシが人間からの危険を感じなくなれば再び彼らは姿を現すことでしょう。

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イノシシよけに大切なのは、彼らの警戒心に訴えかけることなのです。

【イノシシの弱点④】視覚と嗅覚のセットで判断

【イノシシの弱点④】視覚と嗅覚のセットで判断

イノシシは嗅覚が非常に優れているため、食べ物の匂いをその嗅覚で探し当てます。

しかしイノシシは餌になるものをこの嗅覚だけで探しているわけではありません。

この時、視覚も重要な働きをしています。

 

鋭い嗅覚を逆手に取った対策について前述しましたが、それと併用して視覚を利用した対策を取ることができます。

イノシシは畑にある作物を見てそれに近づきます。

ですから、イノシシの視覚を遮るなら農作物を守ることができるのです。

そのために、トタン板で作物が見えないようにすると効果的。

ただし、イノシシは1mくらいなら飛び越えてしまうのでトタン板の設置には工夫が必要です。

高さを高くしたり、ぶつかってきても倒れないよう強度を高めたりして設置してください。

 

また多くのイノシシは夜間に活動します。

明るいところは人間に見つかってしまうと考えるので、イノシシを寄せ付けないためにライトも効果的でしょう。

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イノシシが嫌う色やライトの点滅を使うことで、視覚に訴えかけることができますよ。

イノシシ対策に効果のあるライトはこちらの記事で紹介しているので、正しい使い方なども含めて知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【イノシシ対策にライトは効果ある?】おすすめライト3つを紹介!」

【イノシシの弱点⑤】急所は頭や耳裏、心臓、喉

【イノシシの弱点⑤】急所は頭や耳裏、心臓、喉

(出典:http://newfuel1.com/htdocs/kariken/densatu.html)

イノシシの急所は頭ですが、頭をそのまま叩いても致命的なダメージは与えられません。

二足歩行のヒトの場合、頭部のどこを打っても脳に対して致命的なダメージを受けます。

しかし4足歩行動物のイノシシの場合、叩かれても頭部への衝撃は逃げやすいのです。

それでイノシシの急所は頭は頭でも、耳の後ろである首の付け根のあたりになります。

つまり、首の骨を折って脳からの指令をつかさどる運動神経を麻痺させ、動けなくするというわけですね。

これが通称「耳たたき」です。

勇気あるイノシシハンターたちはこの「耳たたき」を一撃でやってのけますが、素人がやれると思いますか?

これ、タイミングが合わなかったり手元が狂ったりすると一大事になることは目に見えています。

 

他にイノシシハンターたちが狙う急所は心臓です。

かかってくるイノシシを正面に見て喉から心臓に一撃するのです。

この時使うのは先を尖らせた鉄槍です。

ただ「箱罠に入ったイノシシでさえ大暴れして心臓を一突きするのに大変だった…」と猟師さんは話していました。

素人にはとてもじゃないですが無理ですよね。

 

テレビで見たことがありますが、街の中に出没したイノシシがものすごい勢いで突進してきて、歩いていた男性に突撃し鼻先で何度も振り回していました。

あんなイノシシに真っ向から立ち向かうなんて素人には危なすぎます。

というわけで、イノシシを見かけたらとにかく逃げましょう。

イノシシは飛びかかって襲うことはないので、とにかく高い塀や建物の中に非難するのが一番です。

 

しかし、頻繁に出没する凶暴なイノシシをそのままにしておくわけにはいきませんよね。

実のところイノシシを寄せ付けない工夫はできますが、捕獲は銃か罠でないと困難です。

イノシシは力が強い動物なので、場合によっては数人必要になるでしょう。

そうなるとやはり、経験を積んだ猟師さんやイノシシ駆除専門の業者に依頼したほうが安心です。

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イノシシ駆除のプロなら道具も揃ってますし、安全に捕獲、駆除してくれるでしょう。

その他の代表的なイノシシ対策方法

その他の代表的なイノシシ対策方法

ここまでイノシシの弱点を使った撃退法をご紹介しましたが、まだ他にも方法はあります。

代表的なイノシシ対策方法
  1. 頑丈な柵を作る
  2. 敏感な聴覚を逆手に取る
  3. 寄ってくる原因を取り除く

頑丈な柵となるものは、ワイヤーメッシュの柵やもっと強い金属の金網を利用した柵です。

これを侵入してほしくない場所に張り巡らす方法です。

侵入を防ぐ点ではいちばん効果があると言われています。

他には、イノシシの聴覚は敏感なのでそれを逆手に取り、超音波器で寄せ付けないという対策もあります。

意外に安価で手っ取り早い方法です。

また、イノシシが寄ってくる原因は単純に「餌」があるから。

その餌となるものは、生ごみ、野菜くず、取り残しの野菜や果物、毎年収穫されていない放置果樹畑です。

その原因を取り除くことによってイノシシの侵入は防げるでしょう。

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代表的なイノシシ対策の方法についてはこちらの記事で解説しているので、効果のある方法、ない方法などイノシシ駆除の全体像を知りたい方はぜひご覧ください。

>>【イノシシ対策完全版】効果のあるおすすめの撃退方法を全て解説!

自分でイノシシ対策できない場合は駆除業者に依頼しよう

自分でイノシシ対策できない場合は駆除業者に依頼しよう

素人でも自分でできるイノシシ対策をご紹介してきました。

その対策方法の大半は、手軽なものでした。

例えば、イノシシが苦手な臭いを使って追い払う方法は試す価値がありますよね。

光や音を使う方法も簡単にできて面白そうです。

しかし限界があります。

先に述べたように、素人では追い払うことはできても捕獲・駆除は危険です。

イノシシを箱罠やその他の方法を使って捕獲する、致命的なダメージを与えて殺す、といった対策は慣れない人たちには危険な行為です。

やはり安全、安心、技術、道具といった点で専門の駆除業者にお願いした方が賢明でしょう。

(※この記事では詳しく述べていませんが、捕獲・駆除には資格も必要です)

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イノシシ対策には、イノシシの苦手なものや弱点を使って対策していきましょう。

それでも、自分の身に危険が及ぶ時には専門家の力も借りてくださいね。

おすすめのイノシシ駆除業者についてはこちらの記事で厳選しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【厳選】おすすめイノシシ駆除業者!料金相場や選び方も解説!」