【イノシシ対策にライトは効果ある?】おすすめライト3つを紹介!

「ライトってイノシシ対策の効果があるの?」

「イノシシに効くオススメのライトを知りたい!」

害獣駆除博士害獣駆除博士

はじめまして。害獣駆除博士です。

イノシシ対策にライトは効果的ですが、どれが良いかはなかなか分かりにくいものですよね。

悩んでいるおじさん

私もイノシシ撃退用のライトを買おうと思っているのですが、種類がたくさんあって迷っているんです…

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様々なライトが売りに出されていますが、実際に効くライトは限られています。

そこで今回は、イノシシ対策におすすめのライトを3つ厳選してご紹介します。

ライトを設置する際に効果を高めるポイントや注意点もお伝えするので、最後まで読んで畑を荒らすイノシシをしっかりと撃退しましょう!

イノシシ対策にライトは効果がある?

イノシシ対策にライトは効果がある?

イノシシは夜行性ではなく昼行性ですが、人間からの危険回避するために人間のいない夜にこっそりやって来ます。

そんなイノシシを追い払うためには、ライトが効果的。

数々の実験で実証されているように、イノシシは光が怖いわけではありませんが、突然光るその光にびっくりして逃げてくれるのです。

それでイノシシ対策に光を使う場合、イノシシを驚かせる方法でライトを使うならその効果をあげることができます。

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ではまず効果のあるライトの使い方などのポイント、さらにどんなグッズがあるのかご紹介しますね。

イノシシ対策に効果のあるライトの特徴

イノシシ対策に効果のあるライトの特徴

イノシシ対策に効果のあるライトの特徴
  1. 青い光や赤い光を照射する
  2. 慣れを防ぐためにランダムで点灯させる
  3. ライトに超音波や音を加える

これらライトの特徴を活用した対策は、イノシシの弱点に合わせた方法です。

ポイントをつかめばイノシシ対策のアイディアも膨らむはず。

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では、イノシシ対策に効果のあるライトの特徴を詳しくご紹介していきます。

青い光や赤い光を照射する

私たち生き物が色を認識するためには光が必要です。

モノの色の認知は光の波長によって認識できるという仕組みになっているからです。

この点イノシシは、色を認識するための視細胞種が2種類しかない2色型色覚。

この視細胞は明るさと暗さを知覚し、明るいところで色がわかるように働くんですね。

例えば、2色型色覚のシュミレーターアプリを使ってイノシシの色の捉え方を見てみると、赤と青を認知できていて、青がダントツ見えていることがわかります。

人間もそうですがイノシシも基本的に暗いところでは色を認知できないので、光と青い色を組み合わせて使うことによりイノシシ対策に期待できるのです。

 

ただ、イノシシは青い色が恐いわけではありません。

ですから、イノシシよけにライトを使う際は、イノシシが認識できる赤色と青色の光を使うことによって『何かがある!?』と驚かせて警戒させることが重要です。

夜間のイノシシ対策でカギとなるのは『光』と『青』。

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これをヒントにして、さらにイノシシ対策の効果を上げるため、光が届く範囲に青いものを置いたり光の照射に工夫を加えることができます。

ランダムで付いたり消えたりする

イノシシの認識できる青い光や赤い光をただ規則正しく点灯させておくだけでは、一時的な効果しかみられません。

始めのうちは青い光の存在に警戒するかもしれませんが、何も変化がないとそれはただの光にしかならないからです。

きっとそのうちイノシシ対策として設置した青いライトのそばで餌をあさり始めるでしょう。

イノシシよけの青い光もむしろ、イノシシにとっては足元が照らされて好都合になるかもしれません。

この慣れを生じさせないために、ライトの照射にひと工夫加える必要があります。

一定の光ではなくてランダムに照射するのです。

ランダムな光はイノシシの目にどのように映ると思いますか?

きっと刺激になって警戒するに違いありません。

 

話が少し脱線しますが、むかし父に教えてもらったことを思い出します。

それはイノシシではなく魚釣りの方法なんですが、父はよくこう言ったものです。

「魚の気持ちになってよく考えてみろ。こうしたら魚はどう思うか、いま魚はどうしたいのか。」

これは魚の性質を探って魚を釣る為の方法ですが、イノシシ対策にも共通する点だと思いませんか?

ランダムな光があるところには警戒心を持ってあえて近づかなくなるという効果が期待できますよね。

その光が目の高さにあればもっと警戒するはずです。

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ただ、イノシシは学習能力の高い動物。

ランダムなライトにも慣れる可能性がありますから、先手を打たなければいけません。

ライトに加えて超音波や音も発する

ここまで、青い色、光、ランダムに照射するというヒントをお伝えしましたが、さらなる工夫は超音波と音。

ライトはイノシシの視覚の特徴を活かしたものですが、超音波と音は聴覚に訴えるものです。

光の刺激に加えて音の刺激を加えることにより、イノシシを追い払いましょう!

超音波や音も使い方にもよりますが、高い効果が実証されている方法です。

音の種類としては、ブザーのような機械音、イノシシの天敵であるオオカミの遠吠えの声などが使えます。

超音波も周波数の違いや設置場所、その数を増やしたり周波数の種類を組み合わせるなどして最強のイノシシ対策とすることができます。

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これら聴覚からのストレスを加えるなら、ライトの忌避効果もレベルアップ間違いなしです!

イノシシ対策におすすめのライト3選

イノシシ対策におすすめのライト3選

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イノシシよけに販売されているライトはたくさんあります。

ホームセンターでも販売していますしインターネット通販でもたくさんの種類がありすぎて、選ぶのに迷ってしまいますよね。

そんな方の為に、おすすめのライト3つをご紹介します。

LED通せんぼ

LED通せんぼ

LED通せんぼの特徴
  • 青色系のLEDライトを使用
  • 光がランダムに点灯
  • 夜間に自動点灯
  • 太陽光パネルを使うから電気代0円
  • 持ち運び、設置が簡単

自宅から離れた畑などに設置する場合は、太陽光発電なので電池の入れ替えもなく楽ですし、夜間になると自動で点灯し朝方になると自動で消灯する仕組み。

重量も1㎏未満なので、ご年配の方でも持ち運びがしやすくなっています。

青色のLED電球が約10センチ間隔に並んでいて、改良タイプなら全長が10mもあり畑などの広い場所には重宝します。

太陽光パネルが大きいものは、従来のタイプの約3倍の充電ができるのでほったらかしでも安心です。

これを畑などの農地だけではなくて、イルミネーションのように飾りとして自宅の庭で使うのもオシャレじゃありませんか?

景観を保ちながら楽しくイノシシよけができるアイテムですね。

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ただ日中は光らないので、明るい時間のイノシシよけのためには他の対策と併用する必要があります。

「LED通せんぼ」販売サイト

迷惑動物撃退ライト

迷惑動物撃退ライト

迷惑動物撃退ライトの特徴
  • お手頃価格
  • 青色ライト
  • 吊るして使用
  • 夜間に自動点灯
  • 乾電池を使用

このアイテムは価格が1800円とお手頃価格です。

ちょっと試してみたい、という方にピッタリですね。

高感度センサーで暗くなると自動点灯してくれるので、夜間にわざわざ点ける手間がかかりません。

使い方は簡単。

防水タイプなので屋外に吊るしたり、柵に固定するなどアイディア次第で様々な設置方法が見つかるでしょう。

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この場合もやはり慣れが生じるのと日中のイノシシ対策にはならないので、他の対策法と組み合わせることでさらなる効果が期待できます。

「迷惑動物撃退ライト」販売サイト

ソーラー害獣撃退器 撃退番長

ソーラー害獣撃退器 撃退番長

ソーラー害獣撃退器 撃退番長の特徴
  • フラッシュライトで撃退
  • 威嚇音で撃退
  • 超音波で撃退
  • センサーで感知して自動で撃退
  • ソーラーパネルで自動充電

こちらのアイテムのおすすめポイントは、「フラッシュライト」「威嚇音」「超音波」と3つが揃っているところです。

完全防水ではありませんが、保証期間が3か月あり安心です。

本体の高さが17㎝、杭の高さが27.5㎝と低く、設置したら約40㎝ほどの高さになります。

これは土の表面のニオイを嗅いでいるイノシシの目の高さくらいでしょう。

下を向いたタイミングでフラッシュライト、威嚇音、超音波の攻撃に合うと驚くに違いありません。

名前の通り撃退番長ですね!

「撃退番長」販売サイト

イノシシ対策にライトを使う3つの注意点

イノシシ対策にライトを使う3つの注意点

ライトの使用がイノシシ対策に効果的なのは分かりましたが、注意点もあります。

イノシシ対策にライトを使う注意点
  1. 慣れてしまう
  2. ソーラーパネルは天候に左右される
  3. 効果が夜間のみ
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この3つの壁を上手にクリアする対策をご紹介しますね。

①ライトに慣れてしまうと侵入してくる可能性あり

イノシシはとても学習能力が高い動物なので、イノシシ対策で気を付けなければいけないのは「慣れ」です。

イノシシの学習能力の高さは、イノシシに芸を教えて披露している観光団体があることからもわかりますよね。

彼らイノシシは経験したことを人間が思うより簡単に記憶しますので、危険だと分かれば寄り付きませんが、逆に安全だと分かれば警戒しなくなります。

人間もそこまで危害を加えるわけではないので、恐いことはしないと分かればやりたい放題になるのは目に見えています。

ライトを使用したとしても人間の存在がなく危険を感じない場合は慣れてしまい、ライトを怖がらなくなるので、ライトの傍らで物色するイノシシもいるほどです。

そこでこの慣れを予防するため、通年を通してライトを設置するのではなく、収穫の時期だけ設置し収穫が終わり次第ライトを撤去しましょう。

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ライトの点滅の種類や頻度を変えること、音などを組み合わせると忌避効果が持続します。

②ソーラーパネル式の充電は天候や環境に左右される

ソーラーパネルの充電機能が付いたアイテムは、設置場所の環境で効果が大いに左右されます。

例えば、ソーラーパネルが草や木、雪などで覆われてしまうと充電が不十分となりますし、雨の多い時や梅雨の時期にもやはり充電が不足してしまい十分に機能が発揮されません。

充電不足になると、点灯時間が短くなったり音や超音波が出なくなったりと残念な結果につながります。

ソーラーパネル式の充電は太陽光のおかげで電池の交換の手間が省けるというメリットはありますが、その太陽光が不足するとかえって無駄になるので注意が必要です。

ソーラーパネル式のライトを使う場合、十分に太陽光がある場所を選ぶこと、太陽光を確保できる季節または地域である必要があります。

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言うまでもなく、ソーラーパネルが草や木に覆われてしまうことのないよう周辺の手入れに気を配りましょう。

③日中の対策効果は低い

当然のことですが、日中出没するイノシシに対してはライトで驚かせることはできません。

日中にライトの効果があるのは、建物の陰や山の中の薄暗い場所に限ったことでしょう。

明るい場所では基本的にセンサーの反応がなくライトが点灯しないので、日中に使用する忌避対策としてライト以外のものを検討する必要があるでしょう。

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この場合、音による威嚇やライト以外の方法を併用することで解決しましょう。

ライト以外の代表的なイノシシ対策方法

ここまでは視覚と聴覚に刺激を与える対処法をご紹介しましたが、最後にご紹介するのは物理的にシャットアウトする方法と嗅覚を使う対処法です。

それはこちら。

  • 忌避剤

ワイヤーメッシュの柵や電気柵での侵入防止

ワイヤーメッシュの柵や電気柵での侵入防止

(出典:鳥獣被害対策.com)

柵にはワイヤ―メッシュなどの金属製の柵と電気を使った電気柵があります。

これらは紐などを使った網とは違って金属製なので、顎の強いイノシシに噛み切られる心配がありません。

金属製の柵は強度の面で頼りになる存在ですが、注意点もあります。

網目が大きいとイノシシの赤ちゃんのウリ坊が簡単に侵入してしまったり、高さが不十分だと飛び越えてしまったりということになりかねません。

イノシシは1m位なら簡単に飛び越えることができるので、視界を妨げて作物が見えないようトタン板を重ねるなどの対策が必要です。

 

またワイヤーメッシュの手前に電気柵を設置することもできます。

電気柵はイノシシの鼻が当たることを想定して高さを決めましょう。

1本ではなく間隔をあけて2本電気柵を張ると、イノシシが鼻を動かしたときにうまく鼻に当てることができます。

イノシシが電気を感じる場所は「鼻」だけ。

体全体は分厚い皮膚と硬い体毛に覆われていて、電気の痛みを感じません。

電気柵の効果を高めるためには、鼻に触れて電気を感じるような位置に貼ることがポイントになります。

そして、電気の線に草などが引っかかり漏電しないよう周辺の草の手入れもしておきましょう。

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漏電により電線を流れる電気の量が減り忌避効果が下がりますし、乾燥した季節だと山火事の原因にもなりかねません。

ワイヤーメッシュ柵や電気柵の設置方法や選び方などについてはこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「イノシシ対策にワイヤーメッシュ柵は効果ある?設置方法や注意点を解説!」

>>「【イノシシに電気柵は効果ある?】おすすめ商品や価格相場、設置方法を解説!」

イノシシの嫌いな臭いを使った忌避剤

イノシシの嫌いな臭いを使った忌避剤

イノシシ用忌避剤として使用するものは、辛味成分や苦味、渋味、煙臭です。

例えばこんなもの。

  • 辛味→唐辛子
  • 苦味、渋味→天然由来の合成樹脂
  • 煙臭→木酢液

中でも木酢液はネット通販で一度に大量に購入できますし、手軽に使うことができます。

煙の匂いがする木酢液は山火事を連想させるものなので、野生動物であるイノシシに山火事だと思わせ忌避行動を促すことができるのです。

木酢液に限らず、辛味成分の唐辛子や苦みと渋み成分が含まれる合成樹脂(希釈して使用)を散布する場合のポイントはいずれも共通していて、イノシシの鼻や口が触れる場所です。

イノシシは鼻を使って土を掘り起こすので、彼らが餌をあさりそうな場所に散布すると効果的です。

デメリットを挙げるとすると、自然素材もしくは液体という性質上、長期間にわたって効果があるわけではないということです。

気温に左右されたり、土の中のバクテリアに分解されてしまったりするのでどうしても定期的に散布し直すことが必要です。

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忌避剤は日中であっても効果を発揮しますので、夜間にしか使えないライトを使ったイノシシ撃退法と組み合わせてイノシシ対策をするのはいかがでしょうか。

イノシシの嫌いな臭いを使った対策についてはこれらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【イノシシに忌避剤は効果ある?】おすすめや対策の注意点を解説!」

>>「イノシシ対策に唐辛子は効果ある?植える注意点や撃退グッズを紹介!」

>>「木酢液はイノシシ対策に効果ある?おすすめグッズや使用の注意点を解説!」

ライトでイノシシ対策できない場合は、駆除業者に依頼しましょう

ライトでイノシシ対策できない場合は、駆除業者に依頼しましょう

ライトを使ったイノシシよけの方法は、個人でもとっつきやすいものではあります。

ただし失敗してしまうと、手間と時間、そしてたくさんのお金を費やしてしまいます。

努力の結果として追い払うことはできても、残念ながら完全な駆除には至りません。

毎年続くイタチごっこにもなりかねないのです。

このライトを使った対処法のマイナスを埋めてくれるのは、イノシシ駆除についてとても詳しい駆除業者です。

駆除業者ならイノシシを駆除するための知識や経験、必要な道具や免許などの資格を持っているので任せておけば安心ですし、何といっても自分でやる手間も時間も必要ありません。

自分では限界、もう打つ手がない…と感じておられるなら、是非イノシシ駆除業者に相談してみてはいかがでしょうか。

ほとんどの業者が無料で相談に乗ってくれますし、見積もり料金や詳しい作業工程も教えてくれるでしょう。

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春先はウリ坊と一緒に出現し、秋には収穫物を荒らし、冬になると餌を探しにまたやってくるイノシシたち。

このしつこいイノシシとの戦いに終止符を打って、平穏な毎日を過ごしたいものですね。

おすすめのイノシシ駆除業者についてはこちらの記事で厳選しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【厳選】おすすめイノシシ駆除業者!料金相場や選び方も解説!」