「イタチの忌避剤って、どれが良いのかな?」
「イタチの忌避剤はいろんな種類があって迷ってしまう…」
はじめまして。害獣駆除博士です。
イタチの忌避剤には様々な商品があって、どれが効果的なのか悩んでしまいますよね。
私の家の屋根裏にもイタチが出て忌避剤を使いたいのですが、結局どれを買ったら良いか分からなくて…
初めてイタチ対策を行う方からしたら、忌避剤の良し悪しを見極めるのは困難ですよね。
ですが安心してください!
今回は、数あるイタチ用の忌避剤の中からおすすめ5つを厳選してご紹介します!
失敗しない忌避剤の選び方や使う際の注意点も合わせてお伝えするので、最後まで読んで安全に使うようにしましょう。
イタチに忌避剤は効果がある?
結論から言うと、イタチに忌避剤は効果が「あります」。
イタチは嗅覚が発達しているので、強い臭いで追い払う忌避剤は効果がでやすいのです。
ただ、効果はありますが適切に忌避剤を使わないと効果が薄れてしまいますので気を付けましょう。
例えば忌避剤を設置する場所を間違うと、イタチに効果がありません。
また臭いによって追い払う訳ですので、天候によっても効果が変わってしまいます。
忌避剤の効果的な使い方を理解して、自分に合った忌避剤を使うようにしましょう。
イタチの忌避剤の選び方
イタチの忌避剤は数多くあるため、どれを使ったらいいのか悩んでしまう人も多いと思います。
ここでは忌避剤の種類、成分、使いやすさを理解して、効果的な忌避剤を選ぶ力を養ってもらいます。
忌避剤の種類を知ろう
イタチを追い払うための忌避剤ですが、いくつか種類があるという事を理解しておきましょう。
ご自分の生活環境に合わせて使い分けるのが肝心です。大まかな概要を説明します。
1つ目が「イタチが嫌がる臭いがでる忌避剤を置いたり、吊るす」タイプです。
最も一般的な忌避剤で場所を選ばず使えるため利便性がいいです。
屋内でも外でもどちらでも使えます。
2つ目が「イタチの嫌がる臭いを放つ粒を撒く」タイプです。
このタイプは畑や庭など粒が散乱しても問題ない場所で使いやすいです。
風が強いと目的以外の場所に飛び散ってしまう時があります。
3つ目が「イタチが嫌がる臭いを撒くスプレー」タイプです。
持ち運びができ、気になる場所にスプレーするだけですので簡単に使用ができます。
スプレーなので効果の持続時間が短いのが難点です。
イタチの弱点をついた成分が入っているかどうか
イタチには苦手としている臭いが存在します。
忌避剤を購入する場合は、イタチの苦手としている臭いが配合されている忌避剤を購入しましょう。
まずトウガラシやニンニクのような人間でも嫌がる臭いをイタチは嫌がります。
人間でも臭いと感じるくらいですので、嗅覚が鋭いイタチにとっては悶絶するほどの臭いです。
その他には石油系の臭いや、天敵であるオオカミの尿にも本能的に拒絶反応を起こします。
また、イタチを含め野生の動物は山火事をイメージさせる臭いを苦手としています。
この事から、山火事に似た臭いとして木酢液も忌避効果があります。
使い方が簡単なもの
忌避剤は様々な物がホームセンターやAmazonなどのネットショップに販売されています。
中には使用するために付属の薬品を混ぜるものや、取り付け方が難しい物があります。
このような複雑な忌避剤は使い方を間違ってしまうことが多く、イタチに対して効果がしっかりとでない時があります。
そのため、忌避剤を購入する時は簡単に作ることができて、使用方法も単純な物を選びましょう。
イタチのおすすめ忌避剤
ここではイタチに効くおすすめ忌避剤をご紹介します。
それぞれの忌避剤の特徴だけでなく、他の忌避剤と比較してのメリット・デメリットを詳しく説明していきます。
忌避一番プロ 粒状タイプ
忌避一番プロは粒状タイプの忌避剤です。
天然鉱石にイタチが嫌がるハバネロやニンニクの他に、タール液、ニームなどの成分を配合して作られています。
天然成分しか使っていないため、土壌を弱らせることがありません。
使い方は粒剤なので地面に撒くだけですので簡単です。
植物由来の油の成分を使っているので持続期間は60日ほど持ちますが、気候条件によっては持続期間は変動します。
メリットは使用方法が撒くだけなので簡単なことや、錠剤タイプなので手が汚れず臭いがつかないことです。
デメリットは屋外で使った場合、風が強いと吹き飛ばされてしまう事です。
金太郎忌避王 スーパーブラック
金太郎忌避王 スーパーブラックは、液体型の忌避剤です。
スプーン一杯を2m間隔で撒いていくことによりイタチを近づけません。
スプーン一杯を1回分とした場合100回使うことが可能で、200m施行ができます。
屋根裏などで使う場合は、穴の空いた容器やペットボトルに入れて設置しましょう。
成分はイタチの嫌がるニンニクや木酢粘液を配合しています。
自然素材しか使用していないため体に害がなく、安心して使用できます。
金太郎忌避王の特徴的な所は、雨の日の方がイタチの忌避効果が上がる点です。
薬の持続期間は約2か月間です。
メリットとしては、雨が降ったとしても土に染み込んでいき効果が持続する点です。
デメリットは、粘り気のある液体なので撒きにくく少し使いにくい点です。
スプーンで少しずつ撒くのは煩わしく感じるかもしれません。
ウルフピー(オオカミ尿)
イタチにとってオオカミは天敵です。
イタチは嗅覚が発達しているため、天敵の臭いが近づくと逃げていく習性があります。
ウルフピーは成分に狼の尿を100パーセント配合していますので、イタチの出没する場所近くで使えばすぐにオオカミの臭いに気付いて近づかなくなります。
使い方としては付属のケースにウルフピーを入れて配置するだけで効果がありますので、利用方法も簡単です。
設置方法はイタチに入ってきて欲しくない場所を囲むように設置するようにしましょう。
または畑などで使う場合は獣道を塞ぐように設置しましょう。
メリットは、天敵の臭いというのは慣れがでにくく、効果が持続的な点です。
デメリットは、風の方向によりイタチがいる方と逆向きに臭いが流れている場合効果がでにくい点です。
木酢液
木酢液は炭を作る時に発生する水蒸気を集めて作られる液体です。
虫を追い払うために使われる事が多いですが、イタチを追い払う為にも効果があります。
木酢液の臭いは山火事と同じ臭いがします。実はイタチも含め動物にとっては山火事の臭いというのは恐怖を連想させ、その結果として追い払うことができるのです。
使い方としてはイタチを近づけたくない場所の周りを取り囲むようにして撒きましょう。
メリットとしては人間にとってはそれほど臭くない忌避剤なので、人間の生活に支障が出ない事です。
屋根裏で使用したとしても、下に住む人間には臭いによる被害は少ないです。
デメリットは畑や庭などの外で使った場合、雨が降れば液が流れてしまい効果が薄れることです。
クレゾール石鹸液
クレゾール石鹸液は病院の手術室や病室の掃除、手の消毒などに使われている強い消毒効果のある薬品になります。
使い方は、そのままの状態では濃すぎるため、薄くしてから使います。
臭いが強いだけでなく刺激の強い薬品ですので、傷口や眼には絶対に入らないように気をつけましょう。
人間でも強い臭いだと感じるくらいですから、嗅覚の発達しているイタチにはさらに効果的です。
病院で使われていると聞くと入手するのが困難なように感じますが、Amazonや楽天のオンラインショップで簡単に購入できます。
メリットは使用方法が簡単なことです。
原液を薄めてイタチの出没場所近くに置くだけですので、手軽に使えます。
デメリットは人間にとってもきつい臭いのため屋根裏などでは使いにくい点です。
また刺激が強いため、肌が弱い人や傷がある人も使うのに注意が必要な忌避剤になります。
イタチに忌避剤を使う注意点
忌避剤を使用した後は、それで終わりではありません。
忌避剤の副作用、効果がなかった場合、ご近所問題など様々な問題がでてきます。
ここでは忌避剤を使う際の注意点やその後の対処法を紹介します。
強烈な臭いの忌避剤は効果のある反面、悪臭問題も引き起こす
イタチは嗅覚が圧倒的に発達しているため、強い臭いによる忌避剤が有効です。
しかし、強い臭いというのは人間にとっても我慢できない臭いという時が少なくありません。
屋根裏に設置したとしても、イタチよりも先に人間の方が弱ってしまう時もあります。
また自分の家に設置した忌避剤だとしても、近隣の住民に対して悪臭被害を及ぼしている時があります。
設置する時は近隣の住宅に臭いが及んでいないか注意しましょう。
忌避剤で追い出した後は侵入経路を塞ぐ
忌避剤で追い出しただけで安心してはいけません。
忌避剤の効果は時間と共に弱まってしまいます。
臭いに強いイタチだったら、忌避剤の効力があったとしても慣れてしまいすぐに戻ってくる場合もあります。
そこでイタチが一時的に逃げ出したら、侵入経路を完全に塞ぐ必要があります。
イタチの侵入してきた可能性がある隙間をパンチングメタルやその他の金網でしっかりと塞ぎましょう。
この時、すごく小さな穴も全て残らず塞ぐのが肝心です。
イタチは3cmの穴でも通ってしまうと言われており、大きな穴だけ塞いでも効果がありません。
隙間を塞ぐ作業は業者にとっても重要視しているくらいですので、自分で塞ぐ場合も油断してはいけません。
イタチの糞尿処理も行う
忌避剤で追い出して侵入経路を防いだとしても、まだやるべきことがあります。
それが、イタチの糞尿処理です。
イタチのフンの中には病原菌が含まれているため、掃除をしないで放置しておくとどんどん増えていってしまいます。
増えた病原菌に人間がかかれば、感染症などの健康被害を引き起こします。
掃除・消毒をするときは手袋やマスク、長袖の服を着て肌を露出しない服装をしましょう。
また、一度使ったマスクや手袋には病原菌が付いている可能性もあるため捨ててください。
服に関しても同様で、病原菌がついている可能性があるので2度と着ない捨ててもいい服を着るのをおすすめします。
糞尿の掃除にはほうきとちりとりを使って、掃除機は使わないようにしましょう。
掃除機の中に病原菌が入り、掃除機を別の場所で使った時に病原菌を撒き散らしてしまう可能性があります。
掃除をした後はアルコールやエタノールを使って消毒してください。
捨ててもいいタオルや新聞紙にアルコールを染み込ませて拭くのがいいでしょう。
イタチの糞尿処理は大変ですが、被害を食い止めるためには必要な作業なのです。
イタチの糞尿処理について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
>>「【イタチのフン対策】糞の特徴や被害、安全な処理方法を解説!」
完全にイタチを駆除したい場合は専門業者に相談しましょう
自分でイタチを追い出すことも可能ですが、リスクが高いということも理解しておきましょう。
イタチは警戒心が強い動物ですので、もし罠をかけたとしても失敗し続ければ警戒して捕まえにくくなってしまいます。
また一度追い出したとしても、侵入する隙間を塞いでいなければ再侵入されてしまいます。
この隙間は家のあちこちにあり、建築物の構造を理解していないと見つけられないだけでなく、適切に塞ぐ技術もないと再び侵入されてしまいます。
更にイタチの住処はフンや尿で汚れていますが、素人では掃除を行うのは難しいです。
理由としてはイタチのフンには病原菌が含まれており弱い消毒剤では効果が期待できませんし、掃除をする際も肌を出さない完全防備で掃除をしないと感染症まで引き起こしてしまうからです。
もし少しでも自分で駆除するのが怖いと思うなら、害獣駆除業者に相談してみましょう。
害獣駆除業者なら、住処の特定からイタチの追い出し、糞尿の掃除・消毒、再侵入防止策まで全てやってくれます。
害獣駆除業者に頼んだ方がスムーズに駆除が進むだけでなく、安全に駆除ができるのでおすすめです。
おすすめのイタチ駆除業者についてはこちらの記事で比較してランキング形式で紹介しているので、信頼できる業者を知りたい方はぜひご覧ください。