「コウモリの駆除に忌避剤って本当に効果があるの?」
「コウモリ用忌避剤って結局どれが一番おすすめなの?」
「コウモリに忌避剤を使うときの注意点って何かある?」
はじめまして。害獣駆除博士です。
コウモリ対策に忌避剤を検討することは多いと思いますが、本当に効果があるのでしょうか?
私の家の屋根裏にもコウモリが住み着いていて忌避剤を買おうと思っているのですが、どれが効果あるのか分からなくて…
忌避剤はたくさんの種類があって、どれを買えばいいのか迷ってしまいますよね。
ですが安心してください!
今回は、コウモリ駆除に本当に効くおすすめの忌避剤を厳選してご紹介します!
被害に遭っている箇所別におすすめの忌避剤を紹介するので、あなたにぴったりの忌避剤が見つかるはずですよ。
コウモリ対策に効果のある忌避剤の特徴や種類
コウモリ対策に効果のある忌避剤の特徴や種類についてご紹介していきます。
特に効果のある忌避剤としては、コウモリの苦手なハッカ油やナフタリンの匂い、スプレータイプやジェルタイプの忌避剤、燻煙材が挙げられます。
それぞれの忌避剤について詳しくご紹介していきましょう。
コウモリの苦手なハッカ油やナフタリンの匂いを使用している
コウモリはハッカやナフタリンの匂いが苦手です。
ナフタリンは衣服の防虫剤としてよく使われていました。
現在、ナフタリンは合成染料の原料にもなっていますが、人が素手で触っても赤くはれたり、ただれたりしてしまうので注意が必要です。
コウモリだけでなく、ネズミやゴキブリといった害獣・害虫にもハッカのようなハーブ系の匂いは有効だということが分かっています。
ハッカやナフタリンの強い刺激臭でコウモリを追い出し、再び寄せ付けないように対応していくこと重要です。
ハッカ油を使ったコウモリ用忌避剤はこちらの記事で紹介しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
換気扇など狭い場所にはスプレータイプ忌避剤が効果的
狭い場所にはスプレータイプの忌避剤が効果的です。
一時的な効果しかありませんが、何回も噴射して使うことで、コウモリの嫌いなハッカの匂いで追い出すことができます。
天然成分で作られているので、コウモリといった害獣への殺傷能力はありません。
通気口や換気口、換気扇、外壁、戸袋、シャッターの隙間といった狭い空間で、スプレー型忌避剤を使用するのは効果大。
ですが、非常に強いハッカの匂いですので、家具や服にも匂いがついてしまう点には気をつけてください。
マスクやゴーグルを装備してスプレータイプの忌避剤を使うことをおすすめします。
ペットや小さなお子さんがいる家庭では、注意書きや説明書をよく読んで、気をつけて使用してください。
スプレータイプのコウモリ用おすすめ忌避剤はこちらの記事で紹介しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
屋根裏、ベランダなど広い場所にはジェルタイプの忌避剤が効果的
屋根裏やベランダといった広い場所や長期的なコウモリ対策にはジェルタイプの忌避剤がおすすめです。
1ヶ月間効果を発揮するタイプで、1ヶ月経ったのちにジェルを取り換えたり設置し直したりするだけで、効果を持続していくことができます。
ジェルはコウモリが嫌いなハッカの匂いが凝縮されたジェルですので、コウモリが寄り付かなくなるようになるでしょう。
使用方法は2種類があります。
1つは、付属の専用トレーにジェルを入れてフックにかけ、等間隔にロープで吊るすことで設置完了。
広い空間でもコウモリを寄せ付けない効果を発揮していきます。
2つめの設置方法として、直接壁にジェルを塗っていく方法。
ジェルを塗った場所は汚れてしまうというデメリットはありますが、簡単に対策を施すことができます。
広い空間でのコウモリ対策や長期的なコウモリ対策を施すにはジェルタイプの忌避剤が有効です。
ジェルタイプのコウモリ用忌避剤のおすすめ商品はこちらの記事で紹介しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
屋根裏にはバルサンのような燻煙材も効果あり
ジェルタイプの忌避剤と同じように燻煙材も広い場所で効果を発揮する忌避剤です。
屋根裏や物置のような広い空間には燻煙材もコウモリ対策として効果があります。
コウモリ専用の燻煙材はあまり販売されていないので、ネズミ用の燻煙材をコウモリ対策として代用することをおすすめします。
コウモリの嫌いなハッカ成分が含まれているため、コウモリにも効果があります。
コウモリ駆除にオススメの忌避剤4選
コウモリ駆除に特におすすめできる忌避剤を4点ご紹介します。
使用箇所やコウモリ被害の状況に合わせて、使い分けていくことをおすすめします。
コウモリ駆除に特におすすめできる忌避剤として「スーパーコウモリジェット」や「バードフリー」「ネズミ一発退場」「モグラクリン」の4点について、詳しくご紹介していきましょう。
【スプレータイプ忌避剤】スーパーコウモリジェット
スプレータイプの忌避剤「スーパーコウモリジェット」がコウモリ対策としておすすめです。
「スーパーコウモリジェット」の特徴は以下の通り。
- 強力ハッカ臭で屋根裏に生息するコウモリを追い出し可能
- 水平噴射最大6mの強力ノズル完備
- 効果持続時間約3〜6時間(生息状況や使用環境によって若干の誤差あり)
- 薬剤の有効成分は安心安全な天然香料
- 価格1本あたり税込1,078円
【ジェルタイプ忌避剤】バードフリー
バードフリーはジェルタイプの忌避剤です。
鳥だけでなく、コウモリにも効果があり、コウモリ対策に使われています。
- 1本250g入り(トレーで約15〜16カ所分)
- マイクロカプセルに入った忌避成分により長期間効果が持続可能
- 有効期間:施工後約1年(設置場所の環境によって若干の誤差あり)
- 耐水性があり雨にあたっても変形しづらい点
【燻煙材タイプ忌避剤】ネズミ一発退場
ネズミ対策として使われる燻煙材タイプの忌避剤「ネズミ一発退場(アース製薬)」
ネズミだけでなく、コウモリに対しても効果を発揮します。
- ハッカ油と琉球ハーブ配合
- 屋根裏や倉庫、天井裏、床下などの使用で効果大
- 水が主成分でネズミへの殺傷能力はない安心安全な点
「ネズミ一発退場」の使用方法と注意事項についてもご説明します。
<使用方法>
コウモリが集まっている場所の真下に燻煙材「ネズミ一発退場」を設置しましょう。
屋外にコウモリが逃げていけるよう窓などを開けて、コウモリの集団の真下で燻煙材を焚きます。
コウモリが完全に屋外に出ていなくなり、煙が出なくなれば追い出し作業終了です。
<注意事項>
使用中は2時間ほど使用している場所から離れましょう。
強力な匂いが発生するため、気分を悪くする可能性があります。
ペットは人間よりも嗅覚が敏感で思わぬ事故の可能性も。
ペットを飼われている方は使用している場所からペットを遠ざけて使用してください。
【固形タイプ忌避剤】モグラクリン
錠剤タイプの忌避剤が「モグラクリン」
モグラだけでなくコウモリ対策にも使うことができます。
- 錠剤をばら撒くだけの簡単設置
- 1ヶ月間効果持続可能(使用環境によって若干の変動あり)
- 有効成分は防虫剤のような強力な匂いを出す粗製なナフタリン
- 税込販売価格990円
コウモリ用忌避剤で駆除する注意点
コウモリ忌避剤でコウモリを駆除する場合の共通の注意点についてまとめました。
注意点は大きく5点あります。
- 匂いに慣れたコウモリが戻ってくる可能性がある
- 汚れても良い服装やマスク、ゴーグルを着用する
- コウモリの住処や侵入経路を特定する
- 忌避剤でコウモリを追い出した後は金網やネットで侵入経路を塞ぐ
- コウモリのフンの掃除や消毒をして被害を防ぐ
この5つの注意点を頭に入れながら、コウモリ用忌避剤でコウモリを駆除していってください。
匂いに慣れたコウモリが戻ってくる可能性がある
匂いに慣れてしまったコウモリが戻ってくる可能性があります。
コウモリを追い出したら再侵入できないように侵入口を塞いでください。
汚れてもいい服装やマスク、ゴーグルを着用する
コウモリのフンが服や顔につく可能性があるだけでなく、忌避剤の強力なハッカの匂いから自分の身を守る必要があります。
汚れてもいいような服やマスク、ゴーグルの着用をおすすめしたいです。
忌避剤を使ってコウモリ駆除する際は完全防備の上で使用してください。
コウモリの住処や侵入経路を特定する
コウモリの住処や侵入経路を特定してから、忌避剤を使ってください。
コウモリの住処や侵入経路を特定せずに忌避剤を使用しても、再度コウモリが侵入していきてしまうでしょう。
1〜2cmくらいの幅の隙間や巣が、屋根の瓦下や換気口シャッターの隙間、屋根裏、外壁、軒下にありませんか?
小さな隙間でもコウモリは侵入してきてしまいます。
見えづらいところにコウモリの巣があるかもしれません。
しっかりとコウモリの住処や侵入経路を特定してから使用するようにしてください。
忌避剤でコウモリを追い出した後は金網やネットで侵入経路を塞ぐ
スプレータイプの忌避剤の効果は一時的ですし、ジェルや錠剤型の忌避剤では1ヶ月程度のコウモリ駆除効果しかありません。
コウモリを一時的に追い出して時間稼ぎをしている間に、コウモリが二度と屋内に侵入してこないように対策を施していくことが重要です。
コウモリの侵入口に金網や防鳥ネットを設置し塞いでおくといった対策をしてください。
網目や隙間が1cm以下になるように設置しないと再度コウモリが侵入してきてしまいます。
侵入経路を塞いだ場所にジェルタイプ忌避剤をさらにつけたり、錠剤タイプの忌避剤を置いたりすることでよりよいコウモリ対策になるでしょう。
金網や防鳥ネットがずれないようにネジや接着剤で止めることもお忘れなく。
忌避剤で追い出すだけではなく、コウモリの再侵入を防ぐための対策をしていきましょう。
侵入経路別にコウモリ対策する方法はこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
コウモリのフンの掃除や消毒をして被害を防ぐ
忌避剤だけではどうしても防げないコウモリによる実害があります。
それはコウモリのフンによる二次被害です。
コウモリのフンは乾くと非常に脆くなり、粉上になって空気中を漂います。
誤って吸い込んでしまうと、感染症にかかってしまうこともあるのが怖いところです。
さらに、コウモリのフンを食べにダニやノミといった伝染病を媒介する害虫も寄ってきてしまいます。
忌避剤だけではどうしてもフン対策ができないので、忌避剤による対策とは別にコウモリのフンの処理と消毒が必要です。
使い捨ててもいいような服装でゴーグルやマスクをして完全防備の上フンを処理してください。
フンの処理で使用したホウキや雑巾も捨てなければなりません。
消毒にはアルコールや次亜塩素酸が有効ですが、建材が化学変化してしまうこともあるので注意が必要です。
完全防備して建材にも注意を払いながらフンの処理と消毒を施していくことも忘れないようにしてください。
忌避剤の使用と比べて難易度が高くなる作業ですので、個人でできないなと感じた場合には、プロのコウモリ駆除業者に対策を依頼するのも有効な対策でしょう。
コウモリのふん掃除や消毒の安全な方法はこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
コウモリに忌避剤が効かない場合は、プロの駆除業者に相談しましょう
コウモリ対策におすすめできる忌避剤についてご紹介していきました。
忌避剤は自分でコウモリ対策をしていく際に頼もしい道具であることは間違いありません。
忌避剤を使ってコウモリを追い出したり近づけないようにさせたりすることは、素人でもある程度の対応はできるでしょう。
ですが、コウモリの侵入対策やフンの処理・消毒といったことは、素人には非常に難易度の高い作業なのではないでしょうか。
高所での作業が必要な場合もあります。
フンを吸い込んで、健康を害してしまうことも危惧されるでしょう。
コウモリ対策には多かれ少なかれ危険を伴う作業が必要です。
自分一人で行うのは非常に難易度が高く、危険な場合もあるでしょう。
より安心安全にコウモリを駆除し、再度の侵入を防ぎ、フンや害虫による二次被害を受けないためには、プロのコウモリ駆除業者に対策を依頼するのも検討してみてはいかがでしょうか。
プロの経験と確かな技術で的確にコウモリ駆除や対策、事後処理を行うことができます。
駆除にかかる費用を事前に見積もってくれる業者も多いですので、まずは見積もりだけでも出してもらうのはいかがでしょうか。
無料で調査をしてもらって、見積もりを確認してからの依頼もできます。
安心安全にコウモリ対策ができるコウモリ駆除の業者に、コウモリ対策を依頼することをおすすめしたいです。
口コミや評判のいいおすすめのコウモリ駆除業者はこちらの記事でランキング形式で紹介しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。