【タヌキの足跡の特徴】他の動物との違いを写真や画像付きで解説!

「タヌキの足跡ってどんな特徴なの?」

「タヌキの足跡って他の動物とどう違うの?」

害獣駆除博士害獣駆除博士

はじめまして。害獣駆除博士です。

畑や庭、屋根裏などが何かの動物で荒らされている場合、その動物の特定に役立つのが「足跡」です。

悩んでいるおじさん

私の畑もおそらくタヌキに荒らされていると思うのですが、なかなか確証が持てなくて…

害獣駆除博士害獣駆除博士

確かに一般の方が動物の足跡を見分けるのは難しいものですよね。

そこで今回は、タヌキの足跡の特徴を写真や画像を使って分かりやすく解説していきます!

ハクビシンやキツネ、アライグマ、猫など他の動物の足跡との違いも比較しているので、区別の参考になれば嬉しいです。

タヌキの足跡の特徴や大きさを写真や画像で解説

タヌキの足跡の特徴や大きさを写真や画像で解説タヌキの足跡の特徴や大きさを写真や画像で解説

(出典画像:東京タヌキ探検隊!)

タヌキの前足は5本指、後ろ足は4本指です。

ただ足跡としては、前足、後ろ足共に4本指として残ります。

前足の親指が地面に届かない位置にあるからです。

足跡の大きさは、3~4cmほどになります。

足跡や爪痕が完全な形で地面に残ることはあまりありません。

地面が固い場合は、爪痕だけが残ることもあります。

タヌキと他の動物の足跡の違いを写真や画像で解説

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タヌキと他の動物の足跡の違いを判断するポイントは、「足跡の大きさ」「爪痕の有無」「指跡の数」などがあります。

ただ地面の硬さなどから足跡は変わってくるため、実際の足跡を見て臨機応変に考えて判断するようにしましょう。

タヌキとハクビシンの足跡の違い

タヌキとハクビシンの足跡の違い

(出典画像:東京タヌキ探検隊!)

【指の数】
ハクビシン:前足、後ろ足共に5本指で、爪があります。
⇔タヌキ:同様に前足、後ろ足共に5本指で、爪があります。

【足跡の大きさ】
ハクビシンは約5~6㎝の大きさです。
⇔タヌキ:約3~4㎝と、ハクビシンよりも一回り足跡が小さいです。

【足跡の特徴】
ハクビシン:立ち上がると後ろ足のかかとが接地するため、長い足跡になります。
⇔タヌキ:立ち上がった時も歩行時と同じ足跡の形で、丸っこい特徴があります。

ハクビシン:歩行時は後ろ足のかかとは接地しないため、前足と同じ形の足跡が残ります。足跡の指の数は5本です。
⇔タヌキ:前足、後ろ足共に4本指として跡が残ります。

ハクビシン:丸っこい掌の外側に、ハンコで押したような丸い肉球の跡がつきます。
⇔タヌキ:掌の外側には跡がつきません。

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ハクビシンの足跡は、他の動物と比較しても少しユーモラスですね。

足跡以外のタヌキとハクビシンの違いについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、より深く知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【タヌキとハクビシンの違い】画像付きで見分け方を徹底解説!」

タヌキと猫の足跡の違い

タヌキと猫の足跡の違い

(出典画像:東京タヌキ探検隊!)

【指の数】
猫:前足、後ろ足共に4本指です。
⇔タヌキ:前足、後ろ足共に4本指です。

【足跡の特徴】
猫:普段は爪を引っ込めて生活しているため、足跡に爪痕は残りません。
⇔タヌキ:地面が柔らかいと爪痕が残ることもあります。

タヌキとアライグマの足跡の違い

タヌキとアライグマの足跡の違い

(出典画像:東京タヌキ探検隊!)

【足跡の大きさ】
アライグマ:前足の足跡の大きさは約6~7㎝です。
⇔タヌキ:前足、後ろ足共に約3~4㎝です。

【足跡の特徴】
アライグマ:掌から指先まで切れ目なくきれいに足跡がつきます。これはアライグマにしか見られない特徴です。
⇔タヌキ:掌と指は離れています。

アライグマ:前足、後ろ足共に爪があり、5本指です。
⇔タヌキ:前足、後ろ足共に4本指です。

アライグマ:ハクビシンと同様に、立ち止まっているときに後ろ足のかかとが接地するため後ろ足のみ長い足跡になります。歩行時はかかとが浮くため、前足と同じ形になります。
⇔タヌキ:立ち上がった時も歩行時も、同じ形の足跡です。

アライグマ:指が長いのが特徴で、人間の手の形に似ています。
⇔タヌキ:円形の足跡が特徴です。

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足跡以外のアライグマとタヌキの詳しい違いや見分け方についてはこちらの記事で解説しているので、より深く知りたい方は参考にしてみてください。

>>「【たぬきとアライグマの違い】しっぽや顔の見分け方と対策法を解説!」

タヌキとキツネの足跡の違い

タヌキとキツネの足跡の違い

【足跡の大きさ】
タヌキとキツネの両方とも、約3~4㎝で、比較的小さいです。

【足跡の特徴】
タヌキとキツネの両方とも、4つの指球の跡がつきます。

形と大きさの両方とも似ていますが、キツネの足跡はひし形に近い形をしているといった違いもあります。

キツネは体の幅がスリムであるため、前足の足跡と後ろ足の足跡が一直線に並ぶように歩きます。

そのため、足跡もまっすぐになります。

一方、タヌキの足跡はジグザグになります。

タヌキと犬の足跡の違い

タヌキと犬の足跡の違い

(出典画像:爺日記〜ヤマメ・シュリンプ)

【足跡の特徴】
タヌキと犬の両方とも、前足後ろ足共に4本指で爪があります。

形状もほぼ同じであるため、小型犬とタヌキの足跡を見分けるのは困難です。

大型犬は、大きさが明らかに違うため見分けられます。

東京23区では野良犬はほとんどいないため、このような場所の畑や庭などで犬のような足跡を見た場合はタヌキだと判断できます。

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また私有地や企業所有地などは犬の散歩が禁じられているため、そのような場所で見た足跡もタヌキだと判断できます。

タヌキとうさぎの足跡の違い

タヌキとうさぎの足跡の違い

(出典画像:アニマル・トラッキング)

ウサギは、前足と後ろ足でYの字型の足跡をつくることが特徴的です。

一方タヌキは、足跡自体は円っぽい形をしています。

タヌキとイタチの足跡の違い

タヌキとイタチの足跡の違い

(出典画像:デジカメ片手に自然散歩)

【足跡の大きさ】
イタチ:約2~3㎝の小さな足跡です。
⇔タヌキ:約3~4㎝の足跡です。

【足跡の特徴】
イタチ:とても小さな肉球の跡(横幅は約4~5㎜程度)が手のひらから少し離れてついています。指の数は5本ですが、非常に軽い動物のため指の跡が残りずらく、4本指の跡が残ることもあります。土の上では足跡自体残りずらく、水辺や水田の沼地に時々足跡が残る程度です。
⇔タヌキ:足跡としては、前足、後ろ足共に4本指として残ります。足跡や爪痕が完全な形で地面に残ることはあまりありません。地面が固い場合は、爪痕だけが残ることもあります。

タヌキと熊の足跡の違い

タヌキと熊の足跡の違い

(出典画像:北海道研究林)

【足跡の大きさ】
熊:熊の足跡は大きく、成獣の後ろ足は20㎝になることもあります。一方小熊の足跡は小さく、タヌキの足跡の大きさと変わらないこともあります。
⇔タヌキ:3~4㎝の足跡で、成獣の熊と比べるとかなり小さいです。

【足跡の特徴】
熊:大きな手のひらと、楕円形(だえんけい)の肉球が特徴です。
タヌキ:円形の足跡が特徴的です。

タヌキとヌートリアの足跡の違い

タヌキとヌートリアの足跡の違い

(出典画像:スクーターで撮り歩き)

【足跡の大きさ】
ヌートリア:大きい足が特徴的で、足跡は前足の長さが6㎝、幅6㎝、後ろ足の長さが12㎝、幅7㎝にもなります。
⇔タヌキ:3~4㎝の足跡で、ヌートリアよりも一回り小さいです。

【足跡の特徴】
ヌートリア:前足は親指が短いため、足跡は4本の指と爪の跡が残ります。後ろ足は5本の指と爪の跡が残ります。指と指の間に水かきの跡が残ることもあります。

【その他の特徴】
ヌートリア:尾を引きずった跡が残るのが特徴的です。

タヌキとアナグマの足跡の違い

タヌキとアナグマの足跡の違い

(出典画像:東京タヌキ探検隊!)

【足跡の大きさ】
アナグマ:足跡の大きさは約5~6㎝です。
⇔タヌキ:約3~4㎝の足跡です。

【足跡の特徴】
前足、後ろ足共に5本指で、爪があります。アナグマは前足で地面を掘る習性があるため、前足の爪が非常に発達して大きいのが特徴です。
また、爪痕もはっきりと残ります。肉球は5つで、タヌキやキツネよりも横幅が広いです。

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タヌキとアナグマの詳しい違いについてはこちらの記事で解説しているので、足跡以外の違いも知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【タヌキとアナグマの違い】骨格や足跡、ため糞など見分け方を解説!」

自分でできるタヌキ対策方法

自分でできるタヌキ対策方法

タヌキは視力が弱く、嗅覚が発達しています。

餌となる食物も嗅覚を利用して探し当てるほどです。

そのため、タヌキの嫌いな臭いを利用して追い払う忌避剤が有効です。

代表的なものは、「金太郎忌避王 スーパーブラック」「強力忌避一番」などがあります。

しかしこうした忌避剤は、タヌキがその臭いに慣れてきてしまう、長期間利用することで効果が落ちてきてしまう、臭いが強力でペットなどの健康を害してしまうといったデメリットも挙げられます。

こうしたことから、いっそのことタヌキを自分で捕まえて処分してしまいたいという考えも浮かんでくるでしょう。

しかし、タヌキを捕まえることは鳥獣保護法で禁止されています。

役所に申請して許可が下りない限り、個人でタヌキを捕まえることはできないのです。

もしこれに違反すると、懲役1年もしくは100万円以下の罰金が科せられます。

このように、タヌキに対する対策で個人でできることは非常に限られているのです。

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タヌキの駆除方法についてはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【タヌキ駆除完全版】自分でできる対策方法を一挙公開!」

タヌキ被害に困っている場合は駆除業者に相談しましょう

タヌキ被害に困っている場合は駆除業者に相談しましょう

確かに忌避剤などを使って個人でタヌキの駆除をすることは可能です。

しかし、たとえタヌキを追い出せたとしても家や畑に侵入してくる経路を塞がなければいずれ再侵入を許してしまうことになります。

またタヌキの糞尿にはウイルスや菌が潜んでいて、駆除の最中に病気に感染してしまう危険性もあります。

そのため、個人での駆除は大きな手間とリスクが伴うのです。

しかし駆除業者なら、タヌキによる被害の現況を分析し、適切なアプローチでタヌキ対策を施すことができます。

被害状況の確認、それに対する対策、被害の再発を防ぐ工事の施工、糞尿の処理・消毒など、タヌキによる獣害全般をサポートしてくれます。

駆除業者への相談や現地調査、見積もりは無料で行ってくれることが多いので、タヌキ被害にお困りの方は駆除業者に相談してみてはいかがでしょうか?

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おすすめのタヌキ駆除業者はこちらの記事でランキング形式で紹介しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【タヌキ駆除業者おすすめランキング!】料金相場や選び方も解説!」