【タヌキとハクビシンの違い】画像付きで見分け方を徹底解説!

「タヌキとハクビシンってどんな違いがあるの?」

「タヌキとハクビシンの見分け方を知りたい!」

「タヌキとハクビシンって似てるけど、対策も違うのかな…」

害獣駆除博士害獣駆除博士

はじめまして。害獣駆除博士です。

タヌキとハクビシンは似てる動物ですが、ポイントを押さえて比較することで一般の方でも見分けることはできます。

悩んでいるおじさん

私の家の周りにもタヌキかハクビシンがいるみたいなのですが、なかなか違いが分からなくて対策できなくて…

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タヌキやハクビシンはそれぞれ適した対策が異なるので、まずは違いを見分けなければ駆除も難しいものです。

そこで今回は、タヌキとハクビシンの違いを顔や見た目、しっぽ、フン、鳴き声などのポイントで比較していきます!

画像や写真を使って分かりやすく解説するので、最後まで読んで正しく見分けられるようにしていきましょう。

【タヌキとハクビシンの違い】顔を画像で見分ける

タヌキとハクビシンの顔は画像で見るとかなり違います。

一度見ておけば被害にあった際にすぐに判断できますので、必ずチェックしておきましょう。

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それでは分かりやすい特徴的な部分を中心にご紹介します。

タヌキは丸みのある犬っぽい顔

タヌキは丸みのある犬っぽい顔

よく人間でもたぬき顔と言われることがあるように、丸顔のイメージがついているのがタヌキの顔の特徴です。

ただ気をつけて欲しいのは、夏は毛が少なくなるため顔がシャープになります。

必ずしも丸顔ではないということは覚えておきましょう。

その他の大きな特徴としては、黒いアイマスクをしているような目元です。

この点はアライグマと似ています。

タヌキは犬科に属するため耳の形は犬に似ており、三角形です。

鼻は犬のように長く、色は黒色です。

ハクビシンの顔には白い線が通っている

ハクビシンの顔には白い線が通っている

ハクビシンはジャコウネコ科で、猫に似たタヌキのような顔立ちをしています。

鼻は大きく、色はピンク色か黒色です。

ハクビシンは、頭の上から鼻まで顔を左右に分けるように白い線が走っています。

かなり太い白い線ですので、すぐにハクビシンだと分かるほどです。

ハクビシンはその白い線が特徴的なことから、「白鼻芯」と漢字で書くほどです。

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タヌキとハクビシンを見分けるには、この「顔の白い線」の有無をまずは確認しましょう。

【タヌキとハクビシンの違い】大きさや見た目、模様を画像で見分ける

タヌキとハクビシンは大きさ、見た目、模様がかなり違います。

両方の特徴の違いをおさえておけば、簡単に見分けがつくようになります。

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ここでは分かりやすいポイントに絞ってご紹介します。

タヌキは小柄で比較的丸い見た目

タヌキは小柄で比較的丸い見た目

丸っこい姿でポテポテ歩く姿が可愛いのが特徴的なのがタヌキです。

タヌキの全長は50cm〜80cmと言われており、そこまで大きな害獣ではありません。

たぬきの見た目は季節によって大きく変わります。

冬は寒さを凌ぐために毛が長く太くなっていきます。

冬は毛のせいで太って見えるため、タヌキは大きな害獣に見える時もあるんです。

夏は逆に毛が短くなって涼しい格好になります。

見た目がガラッと変わり、犬と同じようなスリムなシルエットになります。

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また全てのタヌキが同じ色ではありませんが、肩から足先にかけて黒色が多いのが特徴です。

ハクビシンはスリムな見た目

ハクビシンはスリムな見た目

ハクビシンの全長は100cm前後です。

数字だけ見ると大きい動物に思えますが、実際は全長の半分が尻尾の長さになります。

また体長が大きい割には体が細いため、小型の動物に見える程です。

足は短く、太さは猫の足より少し大きいくらいです。

足は短く胴が長いのがハクビシンと覚えておきましょう。

ちなみに体重は3〜6kgになります。

【タヌキとハクビシンの違い】しっぽによる見分け方

しっぽは動物の特徴の一つですよね。

タヌキとハクビシンのしっぽはよくみるとシルエット、色、大きさが違うんです。

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分かりやすい特徴の違いがあるので是非覚えておいて下さい。

タヌキのしっぽは短い

タヌキのしっぽは短い

写真を見ればすぐに分かりますが、タヌキの尻尾は短いです。

長さは12.5cm〜25cm程です。

またタヌキのしっぽは、全体的に茶色で先端だけ黒いことが多いです。

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よくアライグマとタヌキはごちゃごちゃにされますが、尻尾にシマシマ模様があるのはアライグマです。

アライグマとタヌキの詳しい違いや見分け方についてはこちらの記事で解説しているので、より深く知りたい方は参考にしてみてください。

>>「【たぬきとアライグマの違い】しっぽや顔の見分け方と対策法を解説!」

ハクビシンのしっぽは長い

ハクビシンのしっぽは長い

(出典画像:勝手気ままに楽しんで・・・Ⅱ)

ハクビシンはタヌキと違い凄くしっぽが長いです。

長さは40cm〜60cmほどで、胴の長さと同じくらい尻尾が長い事になります。

仮に何かの動物が家に住み着いたとし、尻尾が長かったらハクビシンの可能性は高いと言えるでしょう。

【タヌキとハクビシンの違い】フンによる見分け方

タヌキとハクビシンの違いの一つがフンです。

体の大きさや食べるものが違うことから、フンにも違いがでてくるのです。

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素人でも判断できる簡単な違いですので覚えておきましょう。

タヌキのフンは臭い

タヌキのフンは臭い

(出典画像:里山の野草と花木宮城県北トレッキング)

タヌキは雑食ではありますが、肉も食べるためかなり臭いフンをします。

フンの大きさは2cm〜3cmの時が多く、形は丸い形をしている時が多いです。

雑食という特性からフンの中には、植物のタネ、動物の骨、鳥の羽など様々な物が含まれています。

また「溜めフン」という習性を持っており、フンを同じ場所に溜め続けます。

フンが溜まれば臭いはより強くなっていきますし、病原菌が増える心配もあり危険です。

ハクビシンのフンはあまり臭くない

ハクビシンのフンはあまり臭くない

(出典画像:散歩道プロジェクト)

ハクビシンは果物をよく食べるため、フンがあまり臭くありません。

フンの見た目は、果物をよく食べるために種子が入ってる事が多いです。

また、ハクビシンも糞尿を同じ場所にする傾向があります。

屋根裏に住み着かれた場合、重さで床が抜けてしまったり尿がポタポタ落ちてくる被害が発生します。

糞尿が溜まってしまうと病原菌が増える可能性も高まるので危険です。

フンの大きさは5〜15cmほどの時が多く、丸くて長い形をしています。

【タヌキとハクビシンの違い】鳴き声による見分け方

タヌキとハクビシンは泣き声も違います。

家に住み着かれた場合足音で判断するのは難しいため、声の方が特定しやすいです。

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鳴き声はどちらも特徴があるので、一度聞けばどちらが侵入しているか判断できるでしょう。

タヌキは小型犬のような鳴き声

タヌキはとても可愛らしい鳴き声をしています。

子供の時は、「ウーンウーン」と人間の赤ちゃんの泣き声に近い声で泣きます。

大人になると「クゥーンクゥーン」と泣き、子犬が甘えてるような声になります。

害獣の中では耳障りじゃない方の泣き声になります。

ハクビシンはキューキューという鳴き声

ハクビシンは「キューキュー」という鳴き声で鳴きます。

ネズミの泣き声や、キューピー人形を押すときの音に近い声で泣きます。

私達が普段の生活で聞く猫や犬の泣き声とはかなり違うので、すぐに別の生き物だと気づくでしょう。

高い音で鳴くために屋根裏で住処を作られてしまうと、夜に寝られなくなるほど耳障りになります。

また威嚇しているときは声色が変わります。

「ガウ、ガウ」と大人でも尻込みするほどの大きな声で威嚇してきます。

【タヌキとハクビシンの違い】足跡による見分け方

屋根裏や畑の周りに動物の足跡がある場合があります。

害獣の被害が出ている場合、この足跡から害獣を特定する事が可能です。

害獣はそれぞれ独特の足跡をしています。

足の大きさが違うだけでなく、指の本数も違います。

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タヌキとハクビシンの足跡の特徴を知っておけば、害獣を特定しやすくなります。

簡単な違いですので是非とも覚えておきましょう。

タヌキの足跡は4本足

タヌキの足跡は4本足

(出典画像:東京タヌキ探検隊!)

タヌキの足には指が5本ありますが、5本目は地面につきません。

そのため足跡の形は、4本足になります。

タヌキの足跡は犬と猫に似ています。

タヌキと猫の足跡の違いは、タヌキの場合には爪跡が残る点です。

犬との足跡との違いはほとんど無く、見分けるのが難しいです。

そのため、犬との区別は総合的に行うしかありません。

地面にある足跡がたぬきに似ており、尚且つ屋根裏に何か住み着いているようでしたらタヌキの可能性が高いです。

ハクビシンの足跡は5本足

ハクビシンの足跡は5本足

(出典画像:東京タヌキ探検隊!)

ハクビシンの足跡は、手のひらが丸く、その周りに5つの肉球の跡が残ります。

ハクビシンは前後どちらの足も5本指です。

大きさは5cm前後で、普段は爪跡は残りにくいです。

しかし木に登る時は、しっかり木につかまる為に爪を出すので爪跡は残ります。

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また立ち止まっている時は、後ろ足のかかとが地面につくので足跡が長くなるのが特徴です。

【タヌキとハクビシンの違い】トウモロコシや果樹の被害による見分け方

【タヌキとハクビシンの違い】トウモロコシや果樹の被害による見分け方

タヌキとハクビシンは同じような物を食べますが、食べ方に癖が出ます。

特にトウモロコシは食べ方に大きな特徴がでますので、どちらの被害か特定しやすいです。

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農家や農作物を育てている人は、食べ物の被害跡もチェックしましょう。

タヌキの食べ方の特徴

タヌキは先述したように雑食性で、肉、魚、果物・野菜など何でも食べます。

雑食の動物は多いですが、農作物の被害があった場合に動物ごとに特徴が現れます。

例えばタヌキはトウモロコシが好んで食べる傾向があり、食べ方としてトウモロコシの茎をなぎ倒す事が多いです。

また1つのトウモロコシを完全には食べず、色々なトウモロコシを食い散らかす食べ方をします。

さらに、タヌキはトウモロコシの土のついた部分は食べない事が多いです。

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その他にもタヌキは木登りはあまり得意ではないため、木の上にある果物はあまり食べないのも特徴の1つと言えるでしょう。

ハクビシンの食べ方の特徴

ハクビシンは木登りが得意で、樹上生活者とも呼ばれています。

そのため、木の上になっているブドウやミカンも難なく食べてしまいます。

もちろん地上にある食べ物も食べ、サツマイモ、トウモロコシなどを食べます。

ただ穴を掘るのをそこまで得意ではないため、地中にある農作物の被害は少ないです。

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ちなみにハクビシンは果物を好んで食べるので果物被害の話ばかりされますが、雑食なので虫や小動物も食べます。

タヌキとの食べ方の違いは、トウモロコシの茎を折らない点ですので見逃さないようにしましょう。

ハクビシンはトウモロコシは茎を折らずに、横にしたまま食べます。

またハクビシンはよく木に登って果物を取ることに対して、タヌキは木登りはあまりしない点も違う点です。

タヌキとハクビシンの駆除・撃退方法の違い

タヌキとハクビシンは、体の大きさも違えば習性も違います。

つまり、それぞれ有効な撃退方法が違うという事です。

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タヌキ、ハクビシンそれぞれに有効な駆除方法をご紹介します。

タヌキは忌避剤や金網、電気柵での撃退が有効

タヌキは忌避剤や金網、電気柵での撃退が有効

臭いで追い払う忌避剤はタヌキの駆除に有効です。

トウガラシなどタヌキが苦手としている成分配合の忌避剤の他に、木酢液、オオカミの尿も効果的です。

またタヌキは全長は小さいですが、体が横に大きい方です。

そのため小さな隙間は侵入できません。

タヌキの侵入を防ぐためには、その体の大きさを逆に利用して追い払いましょう。

隙間がある場合は金網やパンチングメタルで塞ぎましょう。

また畑などに被害が出ている場合は電気柵も有効です。

タヌキは飛ぶこともあるため、電気柵は高めに設定しましょう。

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タヌキの駆除方法についてはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【タヌキ駆除完全版】自分でできる対策方法を一挙公開!」

ハクビシンは忌避剤や木の剪定が有効

ハクビシンは忌避剤や木の剪定が有効

ハクビシンは鼻がとてもききます。

そのため、忌避剤を使って追い出すのが効果的です。

ハクビシンは唐辛子、ニンニク、石油系の臭いなどを苦手としています。

これらの臭いを配合している忌避剤を使って追い払いましょう。

また、ハクビシンは木登りがとても得意です。

そのため屋根の近くに木の枝がある場合には、木を使って屋根に登ってきてしまいます。

ハクビシンは体が細いため、屋根に登ってしまえば軒下や屋根の小さな隙間から簡単に侵入してきます。

木の枝は短く剪定して、ハクビシンが利用できない状態にしておきましょう。

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詳しいハクビシン対策の方法についてはこちらの記事で解説しているので、しっかりとした駆除方法を知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【ハクビシンの駆除】自分でできるオススメの対策方法8つを解説!」

自分でタヌキやハクビシンを見分けられない、駆除できない場合は、プロの駆除業者に相談しましょう

自分でタヌキやハクビシンを見分けられない、駆除できない場合は、プロの駆除業者に相談しましょう

タヌキとハクビシンは動かない状態なら見分けるのは簡単です。

しかし動かない状態で見る事は少ないため、見分けるのは非常に難しいのです。

また先述したように、タヌキとハクビシンは有効な駆除方法が違います。

どっちが自分の家に潜んでいるかわからない場合、駆除の方法を間違うことも考えられます。

間違った駆除をしてしまえば、追い出すことができずに被害が広がってしまう可能性が高いです。

そのため、少しでも駆除に不安を感じるならプロの駆除業者に相談しましょう。

プロの駆除業者でしたら、タヌキとハクビシンを間違いなく見分けてくれます。

業者は害獣の足跡や被害の状況からも害獣を特定していきますので、確実に害獣を見分けられるのです。

また侵入経路の特定、忌避剤の使用、再発防止策、糞尿の清掃と最初から最後まで全てやってくれます。

素人では侵入経路の特定は難しいだけでなく、糞尿の清掃は病原菌に接触する可能性もあるため非常に危険です。

料金が高くつくと不安に感じる人もいるかもしれません。

しかし再発を防げるだけでなく病原菌の感染もしなくていいため、逆に安く済むほどです。

現地調査や見積もりは無料で行っているところも多いので、気軽に連絡してみて下さい。

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タヌキやハクビシンのおすすめ駆除業者はこちらの記事で詳しく解説しているので、お住いの地域の優良業者を知りたい方はぜひご覧ください。

>>「【タヌキ駆除業者おすすめランキング!】料金相場や選び方も解説!」

>>「ハクビシン駆除業者9社の料金・費用相場とおすすめ業者ランキング!」