「自分でできるコウモリ駆除方法って何があるのかな?」
「コウモリ対策ってたくさんあるけど、結局何が効果あるの?」
はじめまして。害獣駆除博士です。
コウモリ駆除の方法には、嫌いな臭いを使ったスプレーやジェル、磁石や超音波器で磁場を妨害する、ライトの光で追い払うなど様々あります。
私もコウモリ被害に悩まされているのですが、どの駆除方法を選んだらいいか分からなくて…
中には有名な駆除方法だけど、実際にはあまり効果がないものもあります。
そこで今回は、コウモリ駆除の方法として効果のあるもの、効果のないものをはっきりと解説していきます!
コウモリ対策の注意点や駆除した後にすべきことなどもお伝えするので、最後まで読んでコウモリ被害を食い止めましょう。
コウモリ駆除の前に生態の特徴を理解しておこう
アブラコウモリ(別名:イエコウモリ)は、日本に生息するコウモリの中では唯一家屋をすみかとしているコウモリです。
体長5cm前後で、羽を畳んだ状態ですと大人の掌サイズになってしまいます。
そのため1~2cmほどの隙間があれば、小柄な体のアブラコウモリは侵入して巣を作ることができます。
子育ての時期(6~8月ごろ)になると何匹も体を寄せ合って体温を上げながら生活することも可能です。
屋外では1匹しか目視できなくても、実は多数の個体が生息していたという事例も多くあります。
繁殖後の時期ですと、幼いアブラコウモリを含め50〜200匹もの集団で生息していたという事例もありました。
都市部は住宅が密集しているだけでなく、汚れた河川で大量発生するユスリカを食べに集まってくるため、アブラコウモリが生息しやすい環境が整ってきてしまっているといえるでしょう。
アブラコウモリは「子宝に恵まれる」「福を呼ぶ」「蚊を食べてくれる」というプラスのイメージで、日本古来では親しみある生き物でした。
ですが、近年の研究でアブラコウモリは数々の菌やウイルスを媒介している可能性があるということも指摘されています。
【コウモリ駆除は違法?】鳥獣保護法という法律で禁止されている
近年、ヒートアイランド現象で都市部は高温に保たれ、アブラコウモリの好物の虫の繁殖力が高くなっています。
その結果、都市部ではアブラコウモリの生息数が増加傾向です。
増加しているアブラコウモリに頭を悩ませている人も多くいるのではないでしょうか。
さらに日本では今まで見られなかったようなクロオオアブラコウモリの目撃例も増えているなど、新聞紙面をにぎわせることもあります。
ですが、実はアブラコウモリは「鳥獣保護管理法」で守られているため、許可なしで捕獲することや殺傷することは認められていません。
守らない場合は違法行為となり、「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」が科せられるので気をつけてください。
コウモリの駆除や捕獲は自治体の許可が必要
アブラコウモリは人間に害を与える可能性もあるため、有害鳥獣としてみなされています。
ですので、アブラコウモリを駆除したり捕獲したりしたい場合には、住んでいる自治体指定の条件を満たした駆除や捕獲の申請を出してください。
受理された場合のみ駆除や捕獲ができます。
ただし害獣駆除を専門としていない素人にとって、自治体指定の条件を満たしていくことは難しいのが現状です。
実情としては、アブラコウモリに触れずに家から追い出すという手段しかとれないことが多いです。
またヒナコウモリというアブラコウモリとは別のコウモリでしたが、体温が下がって動けずに民家にいたところを発見されたというケースも以前にありました。
個人が弱ったコウモリを親切心から保護していた場合でも、違法行為とみなされますので気をつけてください。
コウモリが住み付きやすい場所
アブラコウモリは「屋根裏」や「軒下」「ベランダ」「換気扇」といったところに住み着くことが多いです。
なぜこれらの場所に住み着いてしまうのかご説明していきます。
屋根裏
人が住んでいる家屋は、一年中アブラコウモリが生活するのに快適な温度に保たれています。
住居に1.5センチほどの隙間を見つけると、快適なすみかを求めてアブラコウモリが侵入してしまいます。
屋根裏は一年通して10度以上であることも多く、10度未満で冬眠するアブラコウモリも冬眠せずに過ごすことが可能。
人間の住居がアブラコウモリにとって洞窟よりも快適なすみかになっているため、住宅街にも多くのアブラコウモリが生息するようになってしまいました。
屋根裏に住み着いたコウモリへの対策や駆除の方法はこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
>>「【屋根裏のコウモリ駆除】聞こえる鳴き声や音、追い出す方法も紹介!」
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軒下
物干し竿や軒下はアブラコウモリにとって絶好の休息場所です。
足の腱が発達しているアブラコウモリは何かにぶら下がって過ごすことが大好きで、最もリラックスできる姿勢になります。
長時間ぶら下がっていることも可能です。
最高の休憩場所が軒下や物干し竿ですので、多くのアブラコウモリが集まってくることもあります。
軒下に住み着くコウモリ対策の方法はこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
軒下にコウモリが住み着くと、糞が溜まったり悪臭や騒音被害があったりと大変ではありませんか?そこで今回は、一般の方でも自分でできる軒下のコウモリ対策を解説します!糞の対策や軒下にコウモリが住み付きやすい理由もご紹介するので、ぜひご覧ください。
ベランダ
アブラコウモリがベランダに住み着く理由は大きく分けて3点あります。
1つはベランダの室外機の裏がアブラコウモリにとって快適で安全なすみか候補だからです。
アブラコウモリにとって壁と室外機の隙間は外敵から身を隠すのに最適な場所になります。
室外機が稼動している間は熱が発生。
暖房のような効果が室外機の裏で得られ、アブラコウモリにとって快適なすみかと化してしまいます。
雨や風による体温低下も防げることでしょう。
2つ目の理由として、ベランダに点在する壁と壁の隙間が身を隠すのに好都合だという点です。
壁と壁の隙間だけでなく、老朽化によって破損した壁の隙間もアブラコウモリたちのお気に入りの場所。
ただしぱっと見で壁と壁の隙間や破損箇所を見つけるのは困難です。
最後の理由として、ベランダの隅にたくさん物がある場合、そこはアブラコウモリに最適な居場所になってしまうということがあげられます。
ベランダに多くの荷物を置いてある場合、アブラコウモリは身を隠そうとして侵入することが多いです。
そのまま居ついてすみかとしてしまいますので、ベランダに荷物を多く置いている場合には気をつけてください。
ベランダにはアブラコウモリが書くられる箇所がたくさんあるので、潜伏していないか隅々まで確認してください。
ベランダに住み着くコウモリ対策の方法はこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
>>「【ベランダのコウモリ対策】フンの対処や効果的な駆除方法を解説!」
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換気扇
通気口や換気口は隙間が空いているので、アブラコウモリにとって最高の侵入場所になります。
どこのご家庭でも通気口や換気扇はありますので注意してください。
通気口や換気口の覆いが破損していないか定期的にチェックするようにしましょう。
通気口や換気口は侵入経路として優秀なだけでなく、アブラコウモリのすみかとしても優秀です。
長期間使われていない通気口や換気口にアブラコウモリが住み着いていたという事例もありました。
アブラコウモリのフンの粒子が空気に流され、人間の居住空間に入り込む可能性もあります。
そのため、使っていない通気口や換気口にもアブラコウモリがいないかどうか定期的に確認してください。
換気扇に住み着いているコウモリへの対策法はこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
>>「【換気扇のコウモリ対策】回しっぱなしの方法や網での対策など徹底解説!」
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【コウモリ駆除】自分でできるおすすめの撃退・対策方法やグッズ
アブラコウモリを許可なしで捕獲してしまうと違法行為になってしまうため、素人にはアブラコウモリを追い出すことしかできません。
ですので、自分でもできるおすすめの撃退・対策方法やグッズについてご紹介していきましょう。
コウモリ駆除スプレー
アブラコウモリを一時的に撃退するにはスプレーが有効です。
特に、コウモリ駆除スプレーは戸袋や外壁、シャッターの隙間、通気口、換気口といった「狭い場所への対策として最適」。
アブラコウモリの嫌いなハッカの匂いで追い出すことができます。
スプレーは天然成分でできているため、殺傷能力はありません。
そのため何回も噴射しながら追い出していくことになります。
非常に強力なニオイのため、服や家具などにニオイがついて取れづらくなってしまうので気をつけてください。
駆除スプレーを使う際は、マスクとゴーグルをつけるなどして体を保護しながら使用しましょう。
誤ってお子さんやペットにスプレーを噴射してしまわないよう十分気をつけてください。
注意点としては、残念ながらスプレーの効果は数時間で無くなってしまいますので、アブラコウモリが戻ってきてしまうことが多い点です。
コウモリ駆除スプレーのおすすめグッズや使用の注意点などはこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
>>「コウモリ駆除スプレーは効果ある?正しい使い方や時間帯を知って撃退!」
実際のところコウモリ駆除スプレーは効果があるのでしょうか?今回はコウモリ駆除スプレーの効果や使い方を分かりやすく解説していきます。使うべき時間帯や効かない・逃げない場合の対策もお伝えするので、スプレーを検討している方はぜひご覧ください。
ジェル状のコウモリ駆除剤や薬剤、忌避剤
ジェル状のコウモリ駆除剤や薬剤、忌避剤の使用もアブラコウモリ対策に有効です。
コウモリの嫌いなニオイを凝縮して固めたジェルタイプの忌避剤で、専用のトレーとフックを使って設置していきます。
設置の仕方としては、ジェル状の忌避剤をトレーに入れてフックにかけ、等間隔でロープに吊るしていきます。
吊す場所がなかったり面倒だったりする場合には、壁にそのままジェル状の忌避剤を塗っていくことでも効果を得られます。
ですが、忌避剤で壁が汚れてしまう可能性もありますので気をつけましょう。
駆除スプレーは数時間で効果はなくなってしまいますが、ジェルタイプの忌避剤は1ヶ月ほど効果を保ってくれます。
ジェルにはスプレーのような即効性はありませんが、長期に渡って活躍してくれる駆除剤だと言えますね。
ジェルタイプの忌避剤のオススメ商品や使用の注意点などはこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
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コウモリ対策にジェルタイプの忌避剤は効果的なのでしょうか?そこで今回は、ジェルタイプの忌避剤のコウモリ対策効果や使用の注意点などについて分かりやすく解説していきます。おすすめ商品や効果的な使い方もお伝えするので、参考になれば嬉しいです!
ハッカ油のハーブ系のコウモリが嫌がる匂い
アブラコウモリはハッカ系の匂いが苦手です。
そのため、ハッカ油にエタノールと水を入れて薄めた液体をスプレーに入れ、巣穴に噴射していくことで追い出すこともできます。
一時的にですが、アブラコウモリの撃退に成功できる可能性が高いです。
アブラコウモリがミントの香りを嫌うという噂がありますが、真偽は不明です。
ミント系の芳香剤では効果がないとのことですので、噂に惑わされないようにしましょう。
ハッカの香りは猫にとって良くないとされているため、猫を飼われている方はハッカ油の使用は控えるようにしましょう。
コウモリ駆除にハッカ油が聞く理由や自作スプレーの作り方などはこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
>>「【ハッカ油でコウモリ駆除】スプレーの作り方やおすすめグッズを紹介!」
ハッカ油でコウモリ駆除はできるのでしょうか?今回はハッカ油のコウモリ対策効果について分かりやすく解説していきます!自作できるハッカ油スプレーの作り方やおすすめグッズ、使用の注意点などもお伝えするので、コウモリ駆除の参考になれば嬉しいです。
バルサンなどの煙や燻煙材
バルサンやハッカ油が含まれているネズミ用の燻煙材を使ってアブラコウモリを撃退していくこともおすすめです。
バルサンや燻煙材は煙状の薬剤でアブラコウモリを追い出す道具で、屋根裏や天井裏といった広い空間で使用するのに適しています。
ですが、アブラコウモリが居ついている空間の広さに合わせた量を使用しないと効果が出ないため、気をつけてください。
ナフタリンなどの防虫剤
ナフタリンなどの防虫剤もアブラコウモリ対策として有効です。
1箱でひと夏いっぱいは効果を発揮します。
ナフタリンの錠剤を包んでいる薄いフィルムをとって使用してください。
アブラコウモリ対策を施したい場所に錠剤を並べていくことで対策することができます。
ナフタリンの強いニオイが薄れたかなと思ったら、錠剤を交換していくと良いでしょう。
あまり効果のないコウモリ駆除方法
巷で噂のアブラコウモリ対策の中にはあまり効果のない駆除方法の情報も多く出回っています。
あまり効果のないアブラコウモリ駆除方法について、なぜ効果がないのかも含めご紹介していきましょう。
磁石
アブラコウモリが出す超音波を磁石でかき乱すことができるので、アブラコウモリが磁石を嫌がるという説がありますが、実際は違います。
アブラコウモリの発する超音波は磁石からの磁場によって妨害されることはありません。
アブラコウモリの出す超音波と磁石からの磁場は別物ですので、全く効果はないと言えるでしょう。
コウモリ対策に磁石を使うことについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
コウモリ対策に磁石は効果があるのでしょうか?今回は磁石でコウモリ除けできるのか解説していきます。磁石の効果範囲や正しい置き方、100均で買える強力磁石などの情報もお伝えするので、コウモリ被害に悩んでいる方はぜひご覧ください。
超音波器やラジオの周波などのコウモリの嫌がる音
アブラコウモリは超音波を出して反響の度合いによって自分の位置を確認しながら飛びます。
超音波をだすという性質を逆手にとって、他の人為的な超音波によってコウモリの感覚を狂わせていくという機械も販売中です。
しかし、一時的にしかアブラコウモリには効果がありません。
他の超音波を感知すると、アブラコウモリたちは自分たちの発する超音波の周波数を変えることができます。
また次第に人為的な超音波にも慣れてしまい、一度逃げたコウモリが戻ってきた例も報告されています。
そもそも人為的な超音波とアブラコウモリが発する超音波の周波数とが異なる点や、超音波は直進するので標的の飛び回るアブラコウモリに当てることは難しい点なども指摘されているため、効果は疑わしいです。
詳しい超音波のコウモリ撃退効果についてはこちらの記事で解説しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
>>「コウモリの撃退に超音波はおすすめできる?効果や周波数の仕組みを解説!」
果たして超音波でコウモリを撃退することはできるのでしょうか?今回は超音波のコウモリ撃退効果について分かりやすく解説していきます。超音波器を買わなくても身近にあるグッズや無料のアプリでも代替できるので、それらも一緒に紹介していきますね。
唐辛子や木酢液などの臭い
唐辛子系のニオイの主成分カプサイシン配合のコウモリ対策グッズも発売中です。
ハッカだけでなく唐辛子もアブラコウモリは苦手だという情報も飛び交っています。
確かに多少の効果はあるのですが、屋内でカプサイシン配合のコウモリ対策グッズを継続的に使用すると人間の目や喉にもダメージが大きく、おすすめできません。
動物たちに山火事を連想させるニオイを発する木酢液を使うと良いという情報もありますが、一時的な効果しかないでしょう。
ニオイが薄くなってしまえば、アブラコウモリたちは戻ってきてしまいます。
蚊取り線香
アブラコウモリたちは蚊取り線香のニオイが苦手です。
しかし、煙の量が少なく確実に効果があるとは断定できていません。
コウモリ対策に蚊取り線香を使うことについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
コウモリ駆除に蚊取り線香は効果ないのでしょうか?そこで今回は蚊取り線香でコウモリを駆除する方法を分かりやすく解説していきます!屋根裏や換気扇などへの蚊取り線香の使い方や適した時間帯、使用の注意点などもお伝えしております。
CDやアルミ箔を吊るす
CDやアルミホイルを用いたコウモリ対策も鳥避け対策同様に使われることがあります。
光の反射によってアブラコウモリたちにストレスを感じさせて撃退するというものです。
弱い効果はあるとのことですが、アブラコウモリたちの超音波をかき乱すことはできません。
CDやアルミホイルを設置することで家の周りの風景や見た目も悪くなってしまうというデメリットもあるので気をつけてください。
センサーライトで光や明かりをあてる
夜行性のアブラコウモリに対して、センサーライトで光をあてて追い払うという方法もあります。
確かに一時的には効果はありますが、アブラコウモリたちは学習能力が優れているため、安全だと知ると慣れてしまいますので、効果は限定的といえるでしょう。
コウモリ対策にライトや明かりを使うことについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、より深く知りたい方はぜひご覧ください。
コウモリはどうして明かりに集まるのでしょうか?また光やライトを使ったコウモリ対策に効果はあるのでしょうか?今回はこれらの点やコウモリ対策におすすめのライト、対策の注意点などを分かりやすく解説していきます!
キンチョールやゴキジェットなどの殺虫剤
キンチョールやゴキジェットなどの殺虫剤はあくまで虫対策ですので、アブラコウモリに対して殺虫剤を使ってもあまり効果はありません。
噴射されたことや噴射音にびっくりして逃げ出すことはありますが、また戻ってきてしまいます。
コウモリ駆除に殺虫剤を使うことについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、より深く知りたい方はぜひご覧ください。
コウモリ対策にゴキジェットやキンチョールなど殺虫剤は効果があるのでしょうか?今回はコウモリ駆除にゴキジェットやキンチョールなどの殺虫剤が効果あるか、効果的な使い方や対策の注意点などを分かりやすく解説していきます!
コウモリ駆除業者の料金・費用相場
コウモリ駆除業者の料金や一般的な費用相場は、2万円から3万円台までが多いです。
アブラコウモリによる被害の状況や被害箇所の広さ・高さ、被害箇所が複数の場合などによって、金額が前後します。
危険が伴う高所での作業が必要な場合、高所作業費もかかることが多いので注意しましょう。
逆に状況によっては相場よりも安い予算で対策を施すこともできますので、一度コウモリ駆除業者に問い合わせて相談するのが良いでしょう。
コウモリ駆除業者に依頼しますと、素人ではなかなかできない対策も施してくれます。
例えば、天井裏に山のように積もったフンを清掃し消毒してくれたり、フン害による家屋の損傷の補修作業も行ってくれたりといったことも可能です。
天井に点検口がない場合には点検口の取り付け作業も行ってくれる場合もあります。
コウモリ駆除業者に頼むことで、確実にアブラコウモリを追い出すことが可能です。
自分で対策するとなると手間も時間もかかりますし、その間にアブラコウモリが繁殖してしまっていたという事例もあります。
素人対策では再度アブラコウモリの侵入を許してしまったという話も駆除を依頼した方から耳にすることも多いです。
プロに依頼することが結果的に早期の解決につながることも多いでしょう。
口コミや評判のいいおすすめのコウモリ駆除業者はこちらの記事でランキング形式で紹介しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
コウモリ駆除業者はたくさんあって、どこに依頼すればいいか迷ってしまいませんか?そこで今回は本当にオススメできるコウモリ駆除業者をランキング形式でご紹介します!費用や料金相場、業者の失敗しない選び方などもお伝えするので、ぜひご覧ください。
コウモリの駆除は市役所や保健所などの自治体には頼めない
コウモリ駆除は市役所や保健所では基本的に請け負ってくれません。
理由は、鳥獣保護法でアブラコウモリたちが守られているからです。
市役所や保健所によっては、コウモリ駆除業者を紹介してくれたり被害の相談に乗ってくれたりするところもありますので、お近くの自治体のホームページをご確認ください。
たまに「コウモリ駆除は市役所に依頼すればやってくれる」という情報もネット上で見かけますが、実際は市役所が駆除してくれることはほとんどありませんので、気をつけてください。
市役所のコウモリへの対策についてはこちらの記事でまとめているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
>>「【市役所はコウモリを駆除してくれる?】行政への確認方法も紹介!」
市役所ではコウモリ駆除を行ってくれるのでしょうか?今回は市役所などの行政がコウモリ駆除をしてくれるのかどうか確認する方法もお伝えします。コウモリ被害に悩んでいる方は必見です!
コウモリ駆除に適した時期や時間帯|冬の冬眠時期は避ける
アブラコウモリの駆除に最適な時期は、4月〜6月と9月〜10月です。
アブラコウモリの繁殖の時期は初夏ですので、その前の春に駆除することがよいでしょう。
親のアブラコウモリを駆除しても子供のコウモリが残っていたのでは解決しません。
飛べない子供のアブラコウモリを傷つけてしまうと法律違反になってしまいます。
親のアブラコウモリだけ駆除した結果、子供のアブラコウモリが餓死してしまい、死骸がカビや悪臭の原因となることも多いです。
11月〜3月ですとアブラコウモリたちの餌である虫も少なくなるため、冬眠をして体力を温存していきます。
冬眠中のアブラコウモリたちを追い出すのは難しく、駆除は困難です。
アブラコウモリの駆除には時期が重要ですので気をつけてください。
駆除の時間帯は、アブラコウモリたちが活発に行動する日没ごろが良いでしょう。
時期や時間を問わず、早急にアブラコウモリを対策したい!という場合には、コウモリ駆除の専門業者に駆除を依頼するのがおすすめです。
時期にかかわらず対策してくれるだけでなく、高所での危険な作業も請け負ってくれるため、より安全にアブラコウモリを駆除することができます。
自分で駆除する際には高所での作業や日没の暗い時間帯での作業でもありますので、くれぐれも事故には気をつけてください。
事故が心配な方はコウモリ専門業者に駆除を依頼する方が良いでしょう。
コウモリ駆除に適した時期や詳しい時間帯などはこちらの記事で解説しているので、より深く知りたい方はぜひご覧ください。
>>「【コウモリ駆除に最適な時期と時間帯】活動時間を理解して正しい対策を!」
コウモリはいつ駆除するのが良いのでしょうか?この記事ではコウモリを駆除するのに最適な時期と時間帯について生態の特徴とともに解説しています。コウモリの活動時間が夜行性であることなどを利用した駆除方法をお伝えするので、参考になれば幸いです。
コウモリを駆除した後は金網やネットで侵入防止
アブラコウモリは一度駆除をしても、その後の対策が不十分ですとまた戻ってきて営巣してしまいます。
そのため、追い出した後にアブラコウモリの侵入口を塞ぐことが非常に重要です。
侵入口の対策が不十分で再度の侵入を許したという事例が非常に多くなっていますので気をつけてください。
侵入口を塞ぐ際にはホームセンターなどで購入できる金網が効果的。
特に、細かな目の金網がおすすめです。
アブラコウモリが侵入できない1cm以下の網目のものを選びましょう。
1cmから2cmの穴でもアブラコウモリは侵入できてしまいます。
完全に塞いでしまうと日常生活に支障がでる通風口や戸袋といったところほど金網は効果的です。
設置の際には、金網がずれて隙間ができないようにネジや接着剤などでしっかりと固定することを忘れないようにしてください。
塞いだ侵入口の周りに忌避剤や防鳥ネットを取り付けることで、より高い再侵入対策になります。
忌避剤には、スプレータイプより効果が長く続く錠剤タイプやジェルタイプのものを使用する方が良いでしょう。
作業の難易度は高めですが、パンチングメタルという小さな穴の空いた金属板で侵入口を封鎖するという対策もあります。
金網やネットでコウモリの侵入を防ぐ詳しい方法はこちらの記事で解説しているので、より深く知りたい方はぜひご覧ください。
>>「【網やネットでコウモリ対策】正しい侵入防止の方法を徹底解説!」
コウモリはわずかな隙間があるだけで侵入可能です。今回は、侵入経路別に金網やネットでコウモリを侵入防止する対策をご紹介します。この記事を読むことで換気口や換気扇、ベランダ、屋根裏、外壁の隙間などコウモリの潜む場所に合わせた対策が分かります。
コウモリを駆除した後は糞尿対策を
アブラコウモリを駆除したあとは清掃をすることが重要です。
フンも残っていますし、フンの中に菌も残っています。
アブラコウモリのフンには病原菌がついている可能性もありますし、フンの周りにダニやノミなどの害虫も寄ってくるでしょう。
清掃の際には自分の身体、特に顔にフンや菌がつかないよう、完全防備をしてから行うことがおすすめです。
除菌には、アルコールや次亜塩素酸が高い効果を発揮します。
しかし、特定の材料を使っている建材や家具には、除菌剤や消毒剤、アルコール、次亜塩素酸が触れることで化学変化が起きる場合も。
自分自身を完全防備するだけでなく、建材や家具を完全防備して駆除を行うことは素人には難しいでしょう。
さらにフンが大量だと、自分1人で清掃するのも大変です。
駆除と除菌もセットで行うプロの駆除業者に依頼する方が安心かつ確実ですので、強くおすすめします。
コウモリの糞の処理や掃除を自分で行う方法はこちらの記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
コウモリの糞にはさまざまなウイルスや病原菌が潜んでいて非常に危険です。そこで今回はコウモリのふんの特徴と共に、安全な掃除・消毒の方法をご紹介します。ベランダや玄関などコウモリの糞害に困っている方はぜひご覧ください!
コウモリの被害や危険性
アブラコウモリによる被害には、以下のものが挙げられます。
- 糞尿による家の傷み
- 悪臭
- 鳴き声や羽音による騒音
- ダニやノミといった害虫がわく
- 病原菌の感染
特に病原菌感染は人間に危険をもたらしますので、注意が必要です。
海外では、狂犬病やニパウイルス感染症、ヘンドラウイルス感染症などの菌やウイルスをコウモリが宿主として媒介したことで人間に感染し死者が出たという例もありました。
フンも雑菌や害虫の発生源となりますので対策が必要です。
害虫であるダニやノミも思わぬウイルスや菌を保持している可能性もありますので気をつけるべきでしょう。
より詳しいコウモリの被害事例についてはこちらの記事で解説しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
コウモリの被害事例を知ることで、さらなる被害を防ぎ適切な駆除へと繋げることができます。そこで今回は、コウモリのフンや寄生しているダニ、ノミ、ウイルスによる感染症などの病気、騒音被害などの被害事例と自分でもできる対策法を解説します!
コウモリ駆除に関するよくある質問
Q. コウモリ駆除は火災保険の対象になる?
コウモリ駆除は火災保険の「対象外」となることが多いです。
ご契約中の火災保険の免責事項に「害獣による被害は対象外」と明記されていないかどうか確認してみてください。
火災保険の対象外ですと費用の負担額も高くなりますが、早めに駆除していくことで駆除費用が抑えられることもあります。