「ハクビシンの忌避剤って、どれがいいのかな?」
「ハクビシンが屋根裏に出たんだけど、追い払いかたが分からない…」
はじめまして。害獣駆除博士です。
ハクビシンは屋根裏に住み着いて糞尿を撒き散らしたり、畑の農作物を荒らしたりと多くの被害を出す害獣です。
私もハクビシンの被害にあっているのですが、どんな忌避剤を使っていいか分からなくて…
確かにハクビシン用の忌避剤はたくさんあって、どれがいいのか迷ってしまいますよね。
ただ心配しなくても大丈夫です!
今回は厳選したおすすめのハクビシン用忌避剤をご紹介するので、きっと被害を食い止められるはずです。
失敗しない忌避剤の選び方や効果的な忌避剤の使い方、注意点などもお伝えするので、参考になれば嬉しいです。
ハクビシンに忌避剤は効果がある?
結論から先に申し上げると忌避剤の効果は「あります」。
理由としては、ハクビシンは臭いを利用しながら生活していたり音に敏感だったりする動物だからです。
例えば、ハクビシンは肛門線からでる分泌物の臭いで仲間と意思疎通をしています。
ハクビシンにとって臭いは大事な生活手段の一つなのです。
その臭いに敏感なハクビシンの特性を活かして作られているのが忌避剤になります。
そのため忌避剤を使うことによりハクビシンを近寄り難くさせるのです。
また天敵である動物の声を聞くとハクビシンは近づかない、もしくは逃げるという行動を起こします。
忌避剤を使う上で注意点が3つあります。
1つ目が時間と共に臭いが薄れていくので、定期的な使用が必要という事は必ず覚えておいてください。
2つ目がハクビシンの行動経路に設置することです。
ハクビシンが移動に使っていない場所においても効果がでにくいからです。
3つ目が慣れです。
天敵の声であるオオカミの声を聞けばハクビシンは逃げていきやすいですが、慣れてきてしまい効かなくなってくる場合があります。
既に家に侵入されている場合でも忌避剤を置けば追い出すことも可能ですので、諦めないようにしましょう。
ハクビシンの忌避剤の選び方
忌避剤といっても種類が数多くあります。
どれが1番効果的というものではなく、被害が起きた場所や住んでいる環境に合ったものを選びましょう。
忌避剤の種類を知ろう
ここでは忌避剤の大まかなタイプと使い方をご紹介します。
実際に商品を選ぶ時の判断材料にしてください。
嫌がる臭いを発する忌避剤を屋根裏などに吊るすタイプ
吊るすタイプは最もオーソドッグスな忌避剤です。
移動も簡単ですし、床に置くこともできるのでまずはこのタイプから購入するのがオススメです。
嫌がる臭いがする粒を庭に撒くタイプ
撒くタイプは畑や庭などで使う時に使いやすいタイプです。
手軽に使えますが、家の中では逆に使いにくいので気をつけましょう。
嫌がる臭いのするスプレーを棲家や通り道に撒くタイプ
このタイプは場所を取らないこと、更に長時間臭いが残らないため近所迷惑になりにくいのがメリットです。
ただ、スプレーのため長期間効果が持続しないのがデメリットになります。
大きな音を発して追い払うタイプ
ハクビシンは大きな音を苦手としているのを利用して追い払います。
特に天敵であるオオカミの声を録音した商品が効果的です。
超音波を発して追い払うタイプ
超音波を使えば基本的には人間に聞こえない音でハクビシンを追い払う事が可能です。
注意点としては、周波数がしばらく同じだとハクビシンが慣れてしまうので、定期的に変える必要があります。
また稀に超音波が聞こえてしまう人がいるのも注意点になります。
明るい光を発して追い払うタイプ
ハクビシンの夜行性である特性を活かして光を使って追い払うタイプです。
強い光で追い払うタイプや、青色LEDなどの弱い光ですがハクビシンが苦手な色で追い払うタイプがあります。
ハクビシンの移動経路に設置しましょう。
ハクビシンの弱点をついた忌避剤を選ぼう
ハクビシンの弱点をつける忌避剤を購入しましょう。
ハクビシンが苦手な臭いの代表的なものにはニンニク、トウガラシ、石油系、狼の尿の臭いなどがあります。
その他にも山火事に関わる臭いも嫌っており、木酢液の臭いもハクビシンは嫌がります。
また、臭いだけではなく大きな音もハクビシンは嫌がります。
例えば鉄砲の音、爆竹、ブザー音、狼の遠吠えなどです。
鉄砲の音や狼の遠吠えなどは実際に行うことは難しいので、録音したものが効果的です。
その他に変わった追い払い方として超音波という選択肢もあります。
動物は人間には聞こえないような音でも聞く事ができる特性を活かして、動物が嫌がる超音波を流します。
超音波は基本的には人間には聞こえないのでリスクが低い追い払い方といえるでしょう。
使い方が簡単なもの
忌避剤は使用方法が簡単なものを選びましょう。
難しいものにしてしまうと、液体を作ったり装置を組み立てたりするものがあり大変です。
これだと作り方が間違っていたりしてハクビシンに対して効果が出にくいなどの問題も発生します。
忌避剤を設置すればいいだけの物や撒くだけの物などシンプルなものがオススメです。
ハクビシンのおすすめ忌避剤と口コミ
忌避剤といっても数多くあるのでどれを利用していいか悩まれてる方も多いはずです。
ここではいくつかおすすめの忌避剤を紹介すると共に利用者の口コミを掲載します。
ハクビシンなぜ逃げる?
吊るしてハクビシンを追い払うタイプの忌避剤です。
ハクビシンが嫌がるカプサイシンを使用しているだけでなく、色もハクビシンが嫌がる赤色で作られています。
嗅覚、視覚両面でハクビシンを遠ざけることが期待できます。
使い方も吊るす、もしくは配置するだけですので簡単に利用できます。
効果も1年ほど持続するので費用面でもお得な商品です。
【料金】
10個入り:3,380円(税込)
【口コミ】
2週間に1度くらいのペースでベランダの隅に定期的に糞をされており、どうにかならないかと半信半疑で購入。
ポイント周辺にこちらを4個取り付けてから約1ヶ月、奴らは一度も現れていません!
購入してよかったです。(引用:Amazon)
【通販サイト】
忌避一番プロ 粒剤タイプ
ハクビシン以外にもモグラ・ヘビ・ネコなど多様な動物を寄せ付けない効果があります。
ニーム、ハバネロ、ニンニクなどの天然成分しか使用していないので、土壌にも優しいのが特徴です。
効果継続期間は最大2ヶ月と若干短いですが、1000円前後で買えるものもあるので費用面でもお得です。
使用方法として撒くタイプなので畑や家庭菜園で使いやすくなっています。
【料金】
180cc:1,129円(税込)
【口コミ】
撒いたところにはフンをされなかったので、少なからず効果はあったと思います。
撒いていないすぐ横でフンをされたので、追加購入です。
もう少し大量の物が欲しいところです。においは少し強い目です。
(引用:楽天市場)
【通販サイト】
ウルフピー(オオカミ尿)
ハクビシンの天敵であるオオカミの尿を成分に使っています。
オオカミは自分たちの縄張りを示すために尿をします。
ハクビシンは嗅覚が鋭いため、すぐにその臭いに気付いてオオカミがいると誤解し近づかなくなります。
この様な天敵の臭いによる忌避剤は慣れがでにくく、長い期間効果が継続する傾向にあります。
使い方も容器に入れて置いておくだけですし、少なくなってきたら注ぎ出すだけですので利用方法も簡単です。
他にもウルフピーを染み込ませたシートを吊り下げるものもあります。
【料金】
2個入り:1,160円(税込)
【口コミ】
ハクビシンが、庭に貯め糞するので・・・試しに買ったら☆なんと全く来なくなりました。
さすが狼、外にぶら下げているだけで、臭いもほとんどしません。買って正解!猫も来なくなりました。
(引用:楽天市場)
【通販サイト】
防獣・防鳥アラーム
防獣・防鳥アラームは音でハクビシンを遠ざけます。
アラームの音は8種類もあるので1つの音が効果なくても残りの音を試す事が可能です。
登録されている音はパトカーのサイレン、イノシシの声、猪の声、警報などです。
更に音だけでなくLEDフラッシュライト付きなので、光で追い払う事も可能です。
高性能モーションセンサーで害獣の動きに敏感に反応するので、ハクビシンの侵入を許しません。
またソーラーパネルで稼働するので電源が必要なく、様々な場所に設置可能です。
【料金】
4,400円(税込)
【口コミ】
この商品は多くの農家で使っている。自分の家庭菜園が小動物に荒らされるようになったので、防風ネットを張ったが効果は1週間。
そこで、この商品を購入して設置したところ、今のところ効果はあり、荒らされていない。
中華製品を買うくらいなら、多少お高いがこの製品を買うのがいいと思う。
光は強く、音量が大きい熊・猪の鳴き声もなかなかいい。防滴仕様・太陽電池付きで充電式電池がついてくるのもいい。
これで万全というものではないとは思うが、電気柵の次に効果が期待できるのはこれのようだ。とりあえずの獣害対策には、これを買いましょう。
(引用:楽天市場)
【通販サイト】
【手作り】ハクビシンの忌避剤の作り方
市販の忌避剤を使わなくても意外と簡単に手作りで作ることも可能です。
ここでは簡単な忌避剤の作り方をご紹介します。
トウガラシやニンニクを使った忌避剤
作り方としてはまずペットボトルなどの容器にニンニク、トウガラシをいれます。
そして臭いが周りに広がるように容器に穴を開け、通気性を良くするだけで完成です。
費用もかからず簡単なので、まずはこの方法で効果があるか試すのも手です。
注意点としては、ハクビシンはニンニクを嫌うのですがゴキブリはニンニクを好むため、別途ゴキブリ対策をする必要があることです。
木酢液を使った忌避剤
木酢液または竹酢液を使って忌避剤を作ることも可能です。
作り方は簡単で、穴のあいたペットボトルに入れておくだけです。
これを家の周りのハクビシンの移動経路に置いたり、登る可能性のある木に吊るしておくだけです。
また木酢液を薄めてスプレーで撒くことでもハクビシンに効果があります。
臭いは2~3日で消えてしまうので、定期的に散布しましょう。
手作りの忌避剤は、他にも石油や犬の毛などで作ることも可能です。
ハクビシンに忌避剤を使う注意点
実は忌避剤を使う上で注意点もあります。
ハクビシンが逃げる程ですので、人間の生活にも若干悪影響がでることがあるからです。
強烈な臭いの忌避剤は効果のある反面、悪臭問題も引き起こす
ハクビシンは臭いに敏感ではありますが、人間も不快な臭いには同様に敏感ですよね。
外に設置した場合は近隣の住民から苦情が来る事が考えられます。
また仮に自分の家の屋根裏などに設置した場合は臭いが家の中に充満する可能性もあります。
光を使った忌避剤はあまり効果がない可能性がある
光は臭いがあるわけでもなく、大きな音がするわけでもないので、近所に迷惑もかけずデメリットが小さいです。
しかしその分効果も薄いとも考えられます。
実際ハクビシンに対する実験でも効果が顕著に出なかっただけでなく、逆に活動的になったという報告さえあります。
以上のことから、効果がでるハクビシンもいるかもしれませんが大きな期待は禁物です。
音を使った忌避剤は効果はあるが騒音問題になるかもしれない
ハクビシンには大きな音も有効です。
銃の発砲音、爆竹、アラームなどが一般的には有効とされています。
その他にもハクビシンの天敵であるオオカミの遠吠えも有効とされており、遠吠えを録音した装置も販売されています。
大きな音は一定の効果が期待できますが、近所から苦情が出る場合もあるので注意しましょう。
その他にも超音波も効果があると言われ、音も人には一般的には聞こえないと言われています。
ただ個人差があり、超音波が聞こえる人もいるため設置には近隣の迷惑にならないようにしましょう。
駆除剤で追い出した後は侵入経路を塞ぐ
忌避剤などで追い出したとしても、臭いが無くなったり慣れてしまったりした場合に戻ってきてしまうことがあります。
そのためすぐに侵入してきたであろう場所を塞ぐことが大切です。
ハクビシンが入ってきやすい場所としては例えば、屋根の瓦が弱っている部分、床下の通風口、庭木と家が接触している部分、クーラーなどの通風口、屋根と壁の間、屋根裏などがあります
通風口に関しては柵を設けていたとしても劣化していた場合は壊して侵入されることも考えられるため、点検はしっかり行いましょう。
金網などで通路を塞ぐ場合は1つでは破られてしまう可能性がありますので、複数の網で厳重に塞ぎましょう。
完全にハクビシンを駆除したい場合は専門業者に相談しましょう
ハクビシン対策に忌避剤を使ったとしても効果がない場合もあります。
その場合、ハクビシンの行動経路に置いてなかった場合や他の動物が侵入していることも考えられます。
しばらく様子をみても効果がない場合、忌避剤の費用や被害の拡大も考えられますので専門業者に頼んでしまうのも一つの手です。
専門業者なら長年の経験で得た知識からハクビシンの行動経路もすぐに理解できますし、他の動物が入っていないかもすぐに判断してくれます。
更に侵入経路の補修などもしてくれる場合もあるので結果的に安上がりになる事もあります。
おすすめのハクビシン駆除業者はこちらの記事で詳しく解説しているので、信頼できる業者を知りたい方はぜひご覧ください。
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ハクビシンの弱点や居場所に合わせて適切な忌避剤を使いましょう
ハクビシンの忌避剤は種類も多く、対策も一筋縄では行きません。
それに同じハクビシンといっても忌避剤が効くものも効かないものもいます。
市販の商品や自分で作った忌避剤が効く場合もありますので、まずは自分で色々試してみるのが大事です。
それでも効果がない場合は、長期化するとダニの発生や悪臭、屋根裏が腐るなどのデメリットもあるため、専門業者に相談して迅速に解決してもらうのがおすすめです。